2021年夏の甲子園大会が2年ぶりに開催され、日々熱戦が繰り広げられていますね。
組み合わせも決まったので、ここでベスト8に勝ち上がるチームはどこなのか予想したいと思います。
地方大会の成績やメンバー構成、戦力などを見て判断していますので、ぜひご覧ください。
8つのブロック別チーム評価
2021年夏の甲子園大会では、ベスト8までは抽選がないので、ブロックごとの勝ち上がりになります。
というわけで、各8つのブロックにおけるチーム評価をとおしてベスト8を予想したいと思います。
ブロック1:智弁学園高校
8月14日現在、すでに4チームに絞られたブロックですが、私の予想は智弁学園です。
プロ注目のスラッガー前川右京選手を中心に、かなり強力なメンバーが揃っていると言えます。
奈良大会でも力の差を見せつけて優勝しましたし、甲子園1回戦でも倉敷商業を圧倒していました。
また、秋季大会や選抜甲子園で大阪桐蔭を2回撃破していることから、経験値も好材料となるでしょう。
対抗馬としては、1回戦で劇的なサヨナラ勝ちを収めた横浜高校と言えるでしょう。
1番ショート1年生の緒方漣選手の公式戦初ホームランが、逆転3ランということで驚かせました。
緒方選手は私が以前から注目していたスーパールーキーですので、ぜひこちらもご覧ください。
名門横浜の鉄壁ルーキー緒方漣特集!世代No.1ショートの特徴や魅力
ただ、実力で比べると智弁学園の方が頭ひとつ抜けている印象を感じました。
大穴だと日本航空で、3番エドポロ選手やエース・ヴァデルナ選手など外国人選手が魅力的です。
彼らのご紹介記事も書いていますので、ぜひ高校野球ページから読んでみてくださいね。
ブロック2:明徳義塾高校
こちらもすでに2試合消化しているのですが、このブロックは明徳義塾と予想します。
エース代木選手も急成長を遂げていますし、名将馬淵監督の存在はかなり大きいと感じています。
高知大会決勝で、森木大智選手率いる高知高校に見事な勝利を収めたのも、確実に馬淵采配のおかげ。
今年の明徳義塾には、秀でたスター選手がおらず、選抜甲子園で仙台育英に1安打完封負けしています。
そこから鬼のトレーニングを積み重ね、夏の甲子園では別人のような強力打線に変わっていて驚愕。
注目なのは、1年生ながら春に4番も務めたルーキー寺地隆成選手なのでぜひ知っておいてください。
明徳義塾期待のルーキー寺地隆成特集!剣道王者の息子の経歴やプロフィール紹介
今大会注目の風間球打選手率いるノースアジア大明桜もいいですが、選手層が少し薄い印象です。
また風間選手自体も、MAX157kmではありますが直球は常時140km満たないので成長途上かなと。
対抗馬は県岐阜商業だと思っており、明徳義塾に勝つことができればベスト8にいくと予想します。
秀岳館を強豪に導いた鍛治舎監督がいますし、捕手・高木翔斗選手中心にかなり強いチームです。
鍛治舎マジックが冴え渡ることがあれば、一気に頂点を目指せるダークホースではないでしょうか。
ブロック3:浦和学院高校
すでに日大山形が勝ち上がりを決めているブロックですが、順当にいけば浦和学院が有力でしょう。
実力的にも抜けている印象がありますし、宮城・三奈木の投手2枚看板も安定感が非常に高い印象。
そして30年チームを率いた森士監督の退任も決まり、選手の結束がより高まっているのもプラス。
地方大会でも、聖望学園・春日部共栄・昌平など強豪校を直接対決で撃破してきました。
この経験と自信は甲子園でも生きると思いますし、これまでの歴史も力になるのは間違いなし。
森監督の優駿の美のためにも、まずはベスト8進出を目指して頑張ってほしいところですね。
対抗馬は、長打力を武器に快進撃を続けている弘前学院聖愛でしょう。
ここも八戸学院光星・青森山田など強豪校を撃破しており、さらに安打51本中21本が長打という打線。
浦和学院との対戦の場合は、好投手率いる浦和学院vs強力打線擁する弘前学院聖愛となるでしょう。
ブロック4:智弁和歌山高校
ブロック4つ目は、智弁和歌山が勝ち上がる可能性が高いと思っています。
今年は目立った選手が不在であるものの、和歌山大会で市立和歌山を撃破した試合巧者ぶりはさすが。
エース小園健太選手&プロ注目捕手の松川虎生選手に勝ったのは、大きな自信に繋がったはずです。
高嶋監督が退任され弱体化の懸念もありましたが、元阪神の新・中谷監督が手腕を発揮。
主軸の宮坂・徳丸選手が和歌山大会で不調だった中でも、きっちり優勝したのは本当に素晴らしい。
彼らが復調すれば相当強力なチームになるので、このブロックでは筆頭のチームだと言えるでしょう。
対抗馬は、10大会連続出場を決めた作新学院。
「強くない」と評された今年のチームですが、栃木大会ではレギュラー全員が打率3割超えを記録。
猛練習を乗り越え打線が一気に爆発しているので、甲子園でも元気な打線が見られると相当手強い。
智弁和歌山との一騎打ちになると予想していますが、果たしてどうなるか注目ですね。
ブロック5:三重高校
このブロックは、今大会最高チーム打率.510を残している三重高校が勝ち上がると予想しました。
三重大会をノーシードで優勝した今回のチームは、圧倒的な打線が持ち味と言えるでしょう。
一方で、三重高校伝統の守りも健在で、6試合2失策と堅い守備から攻撃につなげるスタイル。
2番ライトの1年生ルーキー野田泰市選手は、個人打率.600を残した大注目のプレーヤーです。
三重高校ルーキー野田泰市特集!1年生で最多安打記録の経歴やプロフィール
対抗馬は、今春の福井大会・北信越大会を優勝した敦賀気比高校でしょう。
投打ともに非常に安定感が高く、投手では竹松・上加世田選手という左右の好投手が揃っています。
打線は勝負強さが光り、逆境でも逆転して粘り勝ちできるので簡単には負けない強さがあります。
名門の日本文理や樟南もいるブロックなので、かなり混戦模様になると予想されます。
どのチームが勝ち上がってもおかしくないと思うので、各チームどんな戦略を立ててくるのか楽しみ。
ブロック6:専大松戸高校
このブロックに関しては、春季関東大会を制した専大松戸が最有力と予想します。
千葉大会決勝で、木更津総合にサヨナラ満塁本塁打で勝利したことで話題になりましたよね。
今年の専大松戸は史上最強と呼ばれていて、投打ともに全国トップクラスにあると言えるでしょう。
この春の関東大会では、浦和学院・桐光学園・関東第一を撃破しての優勝でした。
投手はエース深沢選手がプロ注目、さらに控えの岡本・谷口・中舘選手も全員140km超え。
打線は吉岡・苅部・石井の上位打線を中心にかなり強力で、切れ目のない選手が揃っています。
一方の対抗馬は、初戦で対戦する選抜甲子園準優勝の明豊でしょう。
大分大会では圧倒的な実力で優勝し、県内敵なしの印象を植え付けました。
189cmの長身エース・京本眞選手が中心で、足を使える打線にさらに磨きがかかっています。
そしてスーパールーキーの森山塁選手も素晴らしい投手で、戦力として厚みが増したと言えるでしょう。
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ブロック7:二松学舎大付属高校
このブロックはなかなかの強豪ぞろいとなっていますが、私は二松学舎大付を推したいと思います。
理由は、関東大会決勝で関東第一を3安打に抑えて勝ち切り、その強さをひしひしと感じたからです。
特にエース秋山正雲選手が素晴らしく、ストレートを中心にボールのキレが抜群でした。
身長170cmながらMAX146kmを投げつつ、チェンジアップで空振りを奪える投球術も光ります。
3月からカットボールも習得し始めたそうなので、これも加わると相当打つのは困難でしょう。
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対抗馬は、5大会連続出場となった前橋育英でしょう。
ノーシードから桐生第一・健大高崎を撃破していることからも、実力は本物と言えます。
4番主将の皆川岳飛選手はプロ注目のスラッガーなので、彼がどこまで活躍できるかが生命線。
今まさに成長著しいチームなので、もしかすると連勝街道となる可能性もあるのではないでしょうか。
ブロック8:大阪桐蔭高校
この最後のブロックもかなり強豪ぞろいですが、やはり大阪桐蔭が筆頭と言えるでしょう。
まさにスター軍団と言える大阪桐蔭は、公式戦17連勝中の勢いそのままに勝ち進むと予想。
投手陣が不安定なのが気になるところですが、主将の池田選手を中心に打線が元気で強いです。
個人的に注目しているのが、4番打者である花田旭選手です。
スラッガーというよりアスリートタイプで、走攻守すべてで高いレベルにある選手と言えます。
身体能力が非常に高い選手なので、大学もしくはプロで一気に伸びる可能性も秘めています。
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対抗馬は、わんこそば打線と呼ばれる強力な打撃陣がいる盛岡大付ではないでしょうか。
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3番金子選手は5試合連続本塁打を決めており、大阪桐蔭投手陣が抑え込めるかどうか見ものです。
まとめ
以上、2021年夏の甲子園ベスト8進出チームを各ブロックごとに予想してみました。
予想を振り返れば、やはり名門校が勝ち残るという結果になりましたが、いかがでしたでしょうか。
初日から好ゲームだらけの高校野球ですが、やっぱり見ていて勇気をもらえるし楽しいですよね。
今年もしっかりと高校球児を応援して、見守って行きたいなと思っております。