ニュース

ISが襲撃したブルキナファソのソルハン村はどこ?理由や目的も解説します!

2021年6月、IS(イスラム過激派組織)がブルキナファソ北部の村を襲撃する事件が発生。

150人以上の村人の命が落とされたという痛ましい出来事ですが、その目的や場所は不明。

今回は、襲撃のあった村の場所、さらにISが襲撃する目的や理由も解説したいなと思います。

 

ブルキナファソの村と場所

 

今回の事件があったブルキナファソ北部の村ですが、そもそも日本人はあまり馴染みのない場所。

このエリアがどういうところなのか、マップを見ていただけると分かりやすいと思います。

 

 

今回事件が起こったのは、ブルキナファソとニジェールの国境付近にあるソルハン村

こちらのマップの赤い印が「セブア」と呼ばれる都市で、ここから15km北部にあります。

ブルキナファソ北部にあるサヘル地帯の最東部に位置している、小さな村になります。

 

この地域は、以前からISと各国政府軍が衝突する最前線のエリアとされています。

2015年あたりからISの活動が活発化しており、激しい戦闘と多くの犠牲者が発生しています。

あまり報じられていませんが、2020年7月にも同じような襲撃事件があり約180人亡くなっています。

 

今回の報道ではソルハン村での事件されていましたが、国境付近ゆえ周辺地域でも戦闘が頻発。

この地域はISに狙われており、これまで数千人の命、そして数万人の住居も失われています。

なぜ狙われるのかはこの後解説しますが、ISにとっても狙いたい場所なわけですね。

 

この地域の気候は「熱帯性乾燥気候」と呼ばれる、少し特殊なエリアになっています。

北部には砂漠地帯が広がり、南部には熱帯雨林が広がっていて、その中間エリアなんですね。

(日本にこの気候はないので、なかなか分かりづらいと思いますけど・・)

 

ちなみに、このブルキナファソは最貧国であり、また世界最高レベルの人口増加率。

ただでさえ貧しいのに人が爆発的に増えるということは、、ますます貧困化が進むということ。

2050年までには1億7000万人に達すると予想されており、日本より人口が多くなる計算となります。

救済措置として、他の17ヶ国が2030年までに約42兆円の支援をすることを決定しているくらいです。

 

貧困地域の中でも、特にひどいと言われているのがこのブルキナファソという国なんですね。

 

ISがサヘル地帯を狙う理由と目的

 

なぜISはこのサヘル地帯を狙って攻撃するのでしょうか。

これには色々な理由があると言われていますので、それらを解説したいと思います。

 

G5サヘル編成への反発

サヘル地帯の近隣国で形成されている、IS対策の軍「G5サヘル」への報復が一因。

チャド・ブルキナファソ・ニジェール・マリ・モーリタニアで編成され、IS抑え込みを図っています。

 

もともとサヘル地帯はISなどの過激派組織が存在していて、戦闘が絶えなかった場所。

それに対抗して各国政府が連合軍を編成したのですが、それで戦闘が長期化していると言われています。

 

国境付近かつ無法地帯のエリア

地図を見えればわかるのですが、サヘル地帯はマリ・ブルキナファソ・ニジェールの国境。

いわば各国の入口になっており、しかも入国管理がガバガバなので無法地帯となっています。

なので、IS的にもぜひ掌握したい場所であり、戦闘が起こりやすいわけなんですね。

 

近年は国交のあるフランス軍との合同軍事演習をやるなど、武力を強化しています。

このエリアをISに支配されてしまうと、とんでもなく危険に晒すことになっちゃいますからね。

 

親欧米な政権運営

この周辺国は、ヨーロッパを中心に友好関係を築いているという特徴があります。

特にブルキナファソに関しては、コンパオレ大統領が親欧米派として有名でした。

アメリカはじめヨーロッパの戦闘機や無人機を配置して拠点とするなど、協力的だったんですね。

 

今は政権交代していますが、これらの国際関係がISからの反発を生んだと言われています。

2015年からISとの戦闘が激化しているのは、ブルキナファソが政権交代で弱体化しているから。

ここぞとばかりにISが侵攻してきているのが現状だということです。

 

まとめ

以上、ISの襲撃事件があったブルキナファソのソルハン村についてご紹介してきました。

立地的なことはもちろん、歴史的な背景もあって狙われている場所なんだと知ってほしいです。

今後も激しい戦闘が続きそうですが、どうか命を落とす人が出ないことを祈るばかりです。

-ニュース

© 2021 カオスニュースチャンネル Powered by AFFINGER5