2021年東京オリンピックの開催まで、いよいよ残り1ヶ月ちょっとにまで迫ってきました。
7月下旬から開会しますが、懸案だった五輪会場の観客上限を1万人とするべく調整に入ったという報道が流れました。
色々と条件がついているようですが、この1万人という数字は妥当な人数なのでしょうか。
今回の記事では、1万人という数字に関して色々と検証してみたいと思います。
東京五輪会場の人数ルールは?
まず今回の五輪会場の観客制限について、改めてルールを確認しておきましょう。
東京五輪観客制限ルール
緊急事態宣言などを解除した都道府県では「収容率の50%以下かつ上限1万人」とする
これはオリンピック限定の話ではなく、オリンピックも含めた日本政府としての対策ということ。
ここでポイントになるのは以下2つです。
緊急事態宣言が解除した地域であること
上限が5000人から10000人に緩和されたこと
まず一つ目、緊急事態宣言が解除した地域であることですが、逆を言えば緊急事態宣言が解除されないとこのルールは適用されないということです。
東京五輪なので会場は東京エリアに集中していますから、今はまだ緊急事態宣言中の東京も7月下旬までには完全に解除しているという計算でしょう。
確かに感染症などのウイルスは、梅雨などの多湿な時期になると不活性化する傾向にありますし、夏場に落ち着くことは予想できますからね。
そして二つ目人数制限の緩和ですが、現状の上限人数5000人から10000人となります。
日本全国で感染者数が下がっている事や、ワクチンの予防接種が進んでいることを見越して、このルール変更を行ったんだと思います。
男性
五輪ありきの規制緩和じゃないか!
このような批判がSNSを中心に多くなっていますが、それは確かのそのとおりだと思います。
菅総理もつくづくタイミング悪いよな、、と思いますが、ビジネスセンスがないのでしょう。
ただしこれは感情論なので、感染者数の低下に伴った規制緩和については私は賛成の立場です。
収容率50%以下と10000人以下は多い?少ない?
では果たして、今回の観客制限ルールはどうなんでしょうか。
私の見解や考察も含めて、ルールについて解説していこうと思います。
収容率50%以下
プロ野球観戦でよくスタジアムに行く人間としては、50%以下という基準は適切だと思います。
50%なので、座席シートを一つずつ開けながら座って応援するという形かと思いますが、ひと席空いてると隣の人とわざわざ会話することはないですし、会話したとしてもマスクもつけていればそこまで飛沫は飛ばないと思います。
問題は盛り上がった時に飛沫が飛ぶというところですが、スタジアム内で大騒ぎしてはいけないという暗黙の了解がかなり浸透しているので、スタジアムで吠えたりするような人は出ないと思います。
実際プロ野球の観客席で叫んでる人は今はほぼいないですし、警備員に止められますし、コロナ禍でわざわざ五輪会場まで足を運んで騒ぐなんてことはしないでしょう。
事実として、プロ野球nスタジアムでクラスターが発生した事例は1つもないですしね。
10000人以下
10000人という上限ですが、これは私はもっと増やしてもいいんじゃないかなと思います。
なぜなら、サッカー・野球・バレーボール・陸上競技で使う大きなスタジアムは最大4〜5万人くらい入るため、観客制限を緩和してもソーシャルディスタンスを保ちやすいからです。
国立競技場・味スタ・さいたまスーパーアリーナ・札幌ドームなどが該当しますが、4〜5万人くらい入る会場に関しては、その半分の2〜3万人ぐらいは収容しても問題ないと思っています。
コロナ対策はもちろん大事ですし、変異株の拡大は防がなくてはいけませんが、東京五輪という一生に一度しかない大きなお祭りをやるには、やはり観客の数と盛り上がり数も必要だと思っています。
自粛自粛ばかり叫んで、五輪というお祭りすらもシラけさせるのは人生損する典型例だし、そんなつまらない人生は息が詰まりますからね。
もっと盛り上がるためには、大きいスタジアムに関しては観客の数の更なる緩和を僕は希望したいなと思います。
まとめ
以上、東京オリンピックの観客上限ルールに関して色々と書いてきました。
コロナ対策で厳しい観客上限を設けるのもいいですが、どうせなら盛り上がりたい派です。
自粛大好きな日本人がとても多いですが、人生楽しんでいるのは関係なく楽しく盛り上がる人。
日本主催の東京オリンピック、またとない機会なので僕は全力で応援していきたいと思います!