2021年夏の高校野球で優勝候補筆頭に挙げられているのは、今年も大阪桐蔭高校。
その中で、高校生にしては珍しくスイッチヒッターで大活躍しているのが、藤原夏暉選手。
走攻守揃ったプロ注目の素晴らしい選手なので、この記事で特集してお伝えしたいなと思います。
藤原夏暉のプロフィールや実績
ポイント
名前:藤原夏暉
身長体重:177cm/80kg
生年月日:2003年7月10日
出身地:大阪府和泉市
利き手:右投げ両打ち
50m:6.0秒
ポジション:二塁手・遊撃手
大阪府和泉市という南のエリアで生まれ育った藤原選手。
小学生の頃からソフトボールのチームに入団して活動していました。
当時からそのセンスの高さは折り紙付きで、日本代表チームに選出されて優勝も経験しています。
大阪桐蔭など強豪チームで活躍する選手って、小学生時代にプロ球団のジュニアチームに選抜されたという実績を持っていることが多いですが、藤原選手は珍しくソフトボールからスタート。
中学に進学と同時に、地元の大阪和泉ボーイズというボーイズリーグに参加することになります。
身体能力が高く、すぐにレギュラーを獲得すると、中学3年生でボーイズ日本代表に選出されることになります。
同じボーイズ日本代表には、大阪桐蔭で1番打者を務める宮下隼輔選手も東海中央ボーイズから選出されています。
つまり、中学時代のボーイズジャパン2人が1・2番を務めるという贅沢な打線になっているわけです。
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中学生の頃は俊足・強肩を買われて外野手として活躍していたそうです。
大阪桐蔭に進学してからは主にセカンドかショートを守っていますが、2021年はショートとして背番号6番を付けてレギュラーを獲得しています。
そんな藤原選手が一躍注目を集めたのが、 2021年春季近畿大会決勝の智辯学園戦。
同点で迎えた10回に決勝2ランを放って優勝したのですが、本当に素晴らしいホームランでした。
スター選手が名を連ねる大阪桐蔭において、藤原選手が注目を集めることは少ないのですが、他のチームなら余裕で4番打者を任せられる実力です。
こんな噂が広がっているようですが、藤原恭太選手には弟はいないので間違っています。
藤原恭大選手はPL学園出身のお兄さんが一人いるだけなので、騙されないようにしてくださいね。
藤原夏暉の特徴や魅力
では、この藤原選手の特徴や魅力はいったい何なのでしょうか。
世代No.1強打のスイッチヒッター
プロではよく見るスイッチヒッターですが、高校生で見るのは意外と珍しいもの。
そんな中でも、同世代のスイッチヒッターでは最もレベルが高い選手なのは間違いないでしょう。
なぜ高校生にスイッチが少ないかというと、右と左で単純に2倍練習をこなさないといけないから。
左右での感覚が違うので、プロですら習得に時間がかかりますし、スイッチの挑戦を途中で諦める選手がいるくらいです。
なので、時間に限りがある高校生にとっては、非常にハードルの高いものだと思います。
しかしこの藤原選手は、右でも左でも鋭い打球を飛ばすことができます。
後半で紹介している動画をぜひ見て欲しいんですが、左右関係なく安定したバッティングを披露しています。
センスだけではなく相当な練習量を積んでいることが見て取れます。
柳田悠岐バリの鋭いスイング
スイッチヒッターと聞くと、外野と内野の間に落とすようなアベレージタイプを想像するかと思いますが、藤原選手はホームランなど長打を打てるのが魅力的。
少し古いですが、オリックスや阪神で活躍した松永浩美さんのようにパンチ力のあるタイプですね。
さらにスイングだけを見れば、ソフトバンクの柳田選手を彷彿とさせる鋭さがあります。
高校生離れした素晴らしい打撃能力を持っているところからも、やはり大阪桐蔭はレベルが高い。
彼が2番打者にいるわけですから、なんとも層が厚いなと感心させられますね。
ちなみに、大阪桐蔭の4番打者を務めているのが潜在能力抜群の花田旭選手。
U15日本代表の実績を持ち、走攻守すべてで超高校級レベルにある素晴らしい逸材と言われています。
花田選手もプロ注目の選手なので、ぜひチェックしておいてくださいね。
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ショートでの華麗な守備
打撃ばかりが注目されがちですが、藤原選手は守備力が高い選手としても有名です。
グラブさばきからステップ、送球まで非常に滑らかな動きをしますし、柔軟性を感じます。
瞬発力や走力もあるので守備範囲も広く、守備に関しても高校生離れした上手さを持ち合わせています。
夏の大会に向けてまだまだレベルアップしてくると思うので、今後が期待できる選手。
大学もしくはプロでの活躍も大いに期待できる選手なので、ぜひ頑張って欲しいなと思いますね。
藤原夏暉のプレー動画
では最後に、実際に藤原選手がプレイしている動画をここでご紹介したいと思います。
ご覧のとおり守備でも打撃でも大活躍しています。
2021年の大阪桐蔭では、主軸の池田陵真選手や竹中・関戸・松浦選手という豪華な投手陣が注目されがちですが、この藤原選手の存在も日増しに大きくなってきているようです。
他にもたくさんライバルが存在する大阪桐蔭なので、藤原選手も現状に甘んじず日々一生懸命練習していることだろうと思います。
まだまだ成長段階だと思うので、夏の大会でどんなプレーを披露してくれるのかが今から楽しみです
まとめ
以上、大阪桐蔭の世代最強スイッチヒッターである藤原夏暉選手を特集いたしました。
打撃もさることながら、ショートの守備も軽快で上手いので、バランスの取れた選手だなと思います。
1番宮下選手・2番藤原選手のコンビはかなり強力なので、大阪大会そして甲子園の優勝候補でしょう。
果たしてどんな活躍を夏の大会で見せてくれるのか、今からワクワクが止まりませんね!