スラムダンクの映画を見た感想を教えて欲しい。
どんなストーリーなのかあらすじを知りたい。
声優交代はどうだった?見るべき?見なくていい?
2022年12月3日に公開された映画、スラムダンクTHE FIRST SLAM DUNKを見てきました。
公開から3日後に映画館に行って見たんですが、率直な感想やストーリーのあらすじを紹介します。
映画スラムダンクTHE FIRST SLAM DUNKのあらすじ
1990年代に超大人気アニメとして一世風靡したスラムダンクが、ついに映画化され話題になりました。
私自身、スラムダンクきっかけでバスケ部に入ったドンピシャ世代で、100回以上は読んだと思います。
往年のファンといっても過言ではないんですが、そんな男が映画を見た感想を伝える内容です。
映画のあらすじ
まず今回の映画のあらすじですが、宮城リョータの生い立ち50%・山王工業戦50%の構成でした。
宮城リョータの生い立ち
宮城リョータと言えば湘北のポイントガードですが、彼の過去ってほとんど描かれてなかったですよね。
高校に入ってから、三井寿とケンカしてケガしたシーンはありましたけど、今回は幼少期からの話。
バスケを始めたきっかけ、家族や家庭環境、三井寿との出会いなど、新しいストーリー満載でした。
ストーリーの内容から推測するに、今回映画化するにあたり新たに作られた物語なんだと思います。
まあ井上雄彦先生が30年も温めてたわけもないし、細かい設定まで描かれていたので面白かったです。
この背景を知った上でスラムダンクを読み返すと、宮城リョータの印象がまた違ったものになります。
山王工業戦
スラムダンクの中で最も有名な試合である「湘北vs山王工業」が、映像化されています。
アニメが途中で打ち切りになったので、山王工業戦を映像化してくれただけで涙モノですが笑
今回の映画では、マンガで描かれていた山王工業のシーンを忠実に映像化されたものになります。
ただし、マンガにある全てのシーンが反映されているわけではなく、重要シーンを切り取っています。
さらに今回は宮城リョータが主役の映画なので、宮城リョータのシーンが比較的多い印象でしたね。
(陵南・魚住がコートに登場して大根をかつらむきにするシーンはカット、、残念、、)
1990年代にテレビ放映されていた映像よりも、もっとなめらかな動きで再現されています。
現代のテクノロジーを駆使している感満載ですが、全然違和感なくて個人的には満足かなと思います。
山王工業戦は何回見ても面白いし、ハラハラするし、感動して泣けるし、やっぱ最高ですよね。
映画スラムダンクTHE FIRST SLAM DUNKの感想
では、映画を見てみてどういう感想を抱いたのか、ここで書いていきたいと思います。
声優交代は気になった?
今回、湘北のスタメンメンバーが全員声優交代になりました。
このことに関して、猛烈な批判や失望の声が巻き起こっていて、私も超絶失望していました。
じゃあ実際に映画を見てみて、声優交代は気になったのかどうなのかと言われると、、
ほぼ気にならなかった。だけど桜木花道と安西先生はめちゃくちゃ違和感あって残念だった。
というのも、湘北メンバーの桜木花道と宮城リョータ以外(赤木・三井・流川)はセリフが少なめ。
なので、声優交代によるインパクトが大きくなかったので、そこまで気にならなかったですね。
ちなみに、桜木軍団・彩子さん・晴子ちゃんも声が変わっているのでちょっと驚くかもです。
特徴的な声の高宮が変わったのは変な感じでしたけど、セリフ少ないのでまあ許容範囲かなと。
映画にのめり込みすぎていて、ぶっちゃけ声優交代のことを考える余裕がなかったのが本音です。
ただし、桜木花道の声はやっぱり残念だったし本当に違和感しかなくてモヤモヤしました。
マンガの山王工業戦を旧声優の声をイメージしながら読んでたので、ギャップが大きくて。。
なんというか、声が軽いというかイメージしていた声や発声と違うというか、とにかく違和感でした。
そして忘れちゃいけないのは、安西先生の声優さんも変わっているということです。
あの穏やかな口調と声が好きだったのに、新しい声優さんは声が低くてイケボ系になってました。
「イヤイヤ、安西先生はそんな凛々しい声じゃないよ!!」って心の中で叫んでしまいました。
そりゃ圧倒的に旧声優陣の方が1000倍良いに決まってますよ。
もしこの映画が旧声優陣でやってくれていたら、本当に100点満点に近い満足度だったでしょう。
とはいえ、新しい声優も全体的に違和感少なかったので、出来としては上々なんだろうと思います。
宮城リョータの新ストーリーはどう?
宮城リョータの新ストーリーですが、個人的には非常に満足度の高いものでした。
ストーリーの内容、登場人物、イラストやセリフなど、細かく設定されていて感動を呼びました。
そして何より、、
やっぱ井上雄彦先生すごいわ!!
って思わせてくれました。
ストーリーや人物描写など、節々に井上先生を匂わせるエッセンスがあって嬉しかったです。
「あ、これ井上先生が考えて制作したんだろうな」と思わせてくれる物語で、スラダンファンの私としては感無量でした。
宮城リョータはなぜバスケを始め、なぜドリブルを極め、なぜ湘北へ進学したのか。
このあたりの謎を解き明かしてくれる内容になっているので、より宮城リョータが好きになりますよ。
試合の映像が超リアルで素晴らしい
山王工業戦の試合映像ですが、マジで本物のバスケの試合かと思っちゃうほどリアルでした。
シュートフォーム、パスフォーム、スクリーン、リングとネットの動きなど、細部までこだわっていることがわかります。
井上雄彦先生自身もバスケをやっていた方なので、ここまでリアルに描けるんだと思います。
スラムダンクって、物語や登場人物自体が面白いのはもちろんですけど、試合映像がリアルなのも凄いところなんですよね。
これはマンガでもそうで、一コマ一コマが現実的なので、のめり込んじゃうんです。
井上雄彦先生だからこそ描けるバスケ漫画と言えるでしょうね。
ちなみに、山王工業は秋田・能代工業がモデルにあってることで有名ですよね。
能代工業といえば「応援」と「激しいゾーンプレス」ですが、映画内で忠実に再現されていました。
私のようなコアなバスケファンにはたまらないシーンですし、再現性の高さにも脱帽でした。
能代工業の応援がどんなものなのか、映画を見る前にこちらをチェックしておくことをおすすめします。
ユニフォームの色合いも、まさに山王工業vs湘北って感じで面白いですよ。
初心者でも楽しめる内容か?
おそらくですが、スラムダンク全くの初心者の方だと少しついていけないと思います。
山王工業戦もいきなり試合映像が流れますし、宮城リョータの生い立ちも前触れなく流れます。
過去のスラムダンクの延長線上で描かれた物語というイメージなので、予習は必要なのかなと感じます。
そういう意味では、今回の映画は新規ではなく往年のファンに向けた内容なのかなと。
私のようなスラムダンクオタクとしては、この上なく楽しかったし、感動もひとしおでした。
もしスラムダンク初心者の方が見に行くなら、一度マンガを31巻全部読むことをおすすめしますね。
続編はありそうか?
「THE FIRST」というタイトルからもわかるとおり、続編はどうやらありそうだなと感じました。
宮城リョータが主役なら、三井寿・赤木剛憲・流川楓あたりも描かないと完結しないですもんね。
そう言えば桜木花道も過去を描かれてなかったので、続編の候補としてあがりそうです。
ただし、山王工業戦が今回すでに映像化されてしまったので、続編で取り扱う試合が謎。
豊玉戦?愛和学院戦?もしくは新チームでの冬の大会を新しく描くとかですかね??
もし新チームバージョンを描くのであれば、もはやアニメで放送してほしい気がしますけど。
とにかく、井上雄彦先生が現役バリバリのうちにドンドン作品を描いてほしい!!
スラムダンクは井上先生にしか作れないし、井上先生がいないと成り立たないですからね。
世のスラムダンクファンはみんな同じ気持ちなんじゃないかなと思います。
まとめ
以上、スラムダンクTHE FIRST SLAM DUNKを見た感想をつらつらと書いてみました。
ネタバレ情報を見る前に、ぜひ映画館でスラムダンクをじっくり味わって欲しいなと思います。
今作品はめちゃくちゃ面白かったですし、続編があれば迷わず見に行きたいなと思っています。