現役ドラフトで加入する大竹耕太郎選手の情報が欲しい。
選手のプロフィールや特徴などを教えて欲しい。
起用法や期待できるポイントはなに?
2022年12月9日現役ドラフトが行われ、阪神タイガースはソフトバンクの大竹耕太郎選手を獲得。
人材不足と言われていた左腕の加入によって、阪神はさらなる補強に成功したと言われています。
新加入の大竹選手とはいったいどんな選手なのか、まとめて紹介したいなと思います。
大竹耕太郎の経歴とプロフィール
プロフィール
名前:大竹耕太郎
出身地:熊本県熊本市
生年月日:1995年6月29日
身長:184cm
体重:87kg
利き手:左投左打
ポジション:投手
経歴:済々黌高校ー早稲田ーソフトバンクー阪神
憧れの人:和田毅
学生時代
小学4年生の頃から軟式野球チームへ所属し、中学でも軟式野球部で活躍していました。
当時から有名な左腕だったそうで、全国大会にも出場するほどレベルが高い少年でした。
高校は熊本県内でも超進学校の済々黌高校へ進学します。
どれだけ頭が良いかというと、偏差値73で東大や京大への進学者がたくさんいる高校です。
スポーツ推薦もない公立高校なので、大竹選手は自頭がめちゃくちゃいい選手ということですね。
済々黌高校では、大竹さんがエースとして活躍したことで甲子園大会に出場。
大阪桐蔭の藤浪&森コンビや、安樂率いる済美に負けて上位進出まではできませんでした。
その後、早稲田大学へ進学し、1年生の頃から先発投手としてバリバリ活躍。
プロ注目選手でしたが、怪我の影響で3・4年生の頃に活躍できなかったため支配下指名はなし。
2017年ソフトバンクから育成4位指名を受けて、晴れてプロ野球選手の仲間入りを果たしました。
ソフトバンク時代
ルーキーイヤーである2018年シーズン、いきなりファームで8勝0敗 防御率1.87を記録。
その活躍が認められて早々に支配下登録、1年目の一軍成績を3勝2敗 防御率3.88で終えます。
そもそも育成出身のルーキーが、1年目に支配下登録&初勝利ってかなりレアですよね。
2年目シーズンも17試合に登板して徐々にステップアップしたのですが、3年目から登板機会が減少。
選手層の厚いソフトバンクの中で、ローテーションに食い込むことはなかなか容易ではないですよね。
ただファームでは大活躍しているので実力は間違いないので、移籍すれば一軍で活躍できそうな感じ。
大竹耕太郎の特徴と投球動画
では、大竹選手はどういった特徴を持っているのでしょうか。
コントロール重視の軟投派左腕
まず大竹選手は先発タイプで、通算でも35試合登板のうち31試合が先発で投げています。
おそらく阪神でも先発投手として起用されると思いますし、軟投派なので中継ぎはなさそう。
球速はMAX144km、変化球はカーブ・ツーシーム・スライダー・チェンジアップ。
ストレートは速くないものの、変化球との組み合わせで打ち取っていくスタイルですね。
和田毅さんは大学の先輩だし、タイプも似ているので憧れの選手っていうのも納得です。
阪神でいえば、伊藤将司選手が一番タイプが似ていると思います。
伊藤選手はルーキーイヤーからローテーションを守ってますし、強力なライバルになってくるでしょう。
ただ阪神は先発左腕不足なので、もしかすると伊藤選手とともに先発ローテ食い込むかもしれませんね。
抜群のコントロールとフォーム
球速こそ速くはない大竹選手ですが、コーナーに投げ分けるコントロールに優れています。
ソフトバンク時代の実績を見ても、181回投げて47与四死球なので1試合平均2〜3個という少なさ。
このあたりも、まさに伊藤将司選手と似た特徴を持っていると言えますね。
また、投球フォームも素晴らしくて、リリースポイントが見えずらいという特徴があります。
これは和田毅さんと似ていて、バッターはタイミングが取りづらく差し込まれる傾向にあります。
打たせて取るピッチングができる選手なので、野手のリズムも作りやすいですしいいですよね。
投球フォームは「パ・リーグTV」が投稿してくれているので、こちらをご覧ください。
変わり者の性格の持ち主
大竹選手の性格をひと言で言い表すなら「変わり者」と言えるでしょう。
阪神の変わり者といえば糸井嘉男選手でしたが、、大竹選手も結構独特な感性を持っているようです。
具体的にどんな部分が独特かというと、以下のポイントです。
変わり者ポイント
・登板日の試合前練習ででんぐり返りや逆立ちをして、体のズレを確認する。
・ウエイトトレーニングはせず、140kmのストレートで真っ向勝負する。
・なぜかメットライフの西武戦は特別に感じて緊張してしまう。
・冷やし中華に味噌汁という変な組み合わせでも平気で食べられる。
周りのアドバイスを聞いて素直に実践するのではなく、自分で考えて行動するタイプ。
研究者や哲学者に近い性格だそうで、突き詰めて考えていくうちに独特なスタイルになっているそう。
糸井嘉男選手のような「天然」ではないのですが、大竹選手もそれはそれで変わった人物。
やっぱり済々黌という進学校出身なだけあって、頭がいいんだろうな〜と感じますね。
まだまだ27歳で伸び代もあると思いますので、着実にレベルアップしてくれたらと思います。
大竹耕太郎の開幕ローテーション入りの可能性
現役ドラフトで阪神入りを果たした大竹選手ですが、開幕ローテーション入りはあるのでしょうか。
私の予想としては、開幕ローテーション6名に入ることはかなり難しいと思っています。
理由は明白で、阪神タイガースの先発投手陣はかなり選手層が厚くメンバーが固まっているからです。
さらに新外国人選手も入ってくる予定ですし、競争はさらに激化していくことは避けられません。
ただし、ローテーションメンバーも不調や怪我があるので、その穴埋め要員になれる可能性はあり。
まずは春季キャンプとオープン戦でアピールすること。
そこで実力と結果を残すことができれば、開幕一軍と早期登板の機会も巡ってくるでしょう。
なお、私が考える2023年阪神タイガース開幕ローテーション予想も記事にしています。
よければこちらも参考までにチェックしていただけると嬉しいです。
【投手編】2023年阪神開幕ローテーション6人と候補選手を予想してみた
まとめ
今回は、ソフトバンクから阪神へ移籍する大竹耕太郎選手について紹介しました。
貴重な先発左腕の加入ということで、また阪神の投手力がアップすることになりそうです。
2023年シーズンでは、ぜひ大きく飛躍する活躍をして欲しいなと思っています。