2023年大阪桐蔭が選抜高校野球に出場しますが、今年も最強メンバーが揃っています。
その中でも、1学年下の選手ながら不動の3番に座っているのが徳丸快晴選手です。
中学時代から代表を総なめしている逸材ですが、どんな選手なのかプロフィールを紹介します。
徳丸快晴の経歴やプロフィール
プロフィール
名前:徳丸快晴
出身地:大阪府大阪市
生まれ:2006年度
身長体重:177cm/82kg
利き手:両投げ左打ち
出身チーム:大阪柴島ボーイズ
ポジション:外野手・投手
小・中学校時代
大阪市内の蒲生という場所で生まれ育った徳丸選手は、大阪柴島ボーイズというチームへ入団。
小学生では珍しい硬式野球チームなのですが、当時からすでに有名な選手として知られていました。
中学に進学した徳丸選手は、大阪柴島ボーイズの中学部としてプレーを続けることに。
転機となったのは中学1年生の頃で、カル・リプケンU12日本代表に選出されて世界3位となったこと。
背番号5番、投手・外野手の二刀流で出場し、彼の大活躍により日本が上位進出することができました。
メモ
カル・リプケン世界大会で、徳丸選手は首位打者を獲得しています。
当時の貴重な映像を載せてくれている方がいたので、こちらでご紹介させていただきます。
大阪桐蔭1年生3番バッター
徳丸快晴くん12歳の貴重映像#大阪桐蔭 #神宮大会優勝#高校野球 #徳丸快晴 pic.twitter.com/1Lq6hkJZQI— 野球YouTuber向@ベースボールサウナ伝承者 (@89muko) November 24, 2022
その後、中学3年生の頃には「関西選抜」「ボーイズ大阪北選抜」など、各代表に選出。
さらに中学30本塁打以上の記録を残すなど、怪力の持ち主としても注目されていました。
彼のもとには多くの高校から推薦の声があったようですが、その中から大阪桐蔭を選択。
やはり大阪桐蔭か、、との声が多かったようで、1年生から活躍できるのか期待されています。
大阪桐蔭高校時代
鳴り物入りで入学した徳丸選手ですが、スター軍団である大阪桐蔭ですぐにスタメン出場はできず。
ところが2022年新チームが結成されてから、1年生ながら3番打者として主軸を任せられることに。
全国優勝大本命の大阪桐蔭で、1年生からスタメン出場するなんて怪物としか思えませんね笑
圧巻だったのは、1年生秋に臨んだ明治神宮大会でのバッティングです。
徳丸選手の4試合全打席ですが、16打数8安打7打点という素晴らしい結果を残しています。
特にクラーク記念国際戦では、2安打4打点の活躍をしており、勝負強さも光る内容になりました。
秋季大会には、私も注目しているラマル・ギービン・ラタナヤケ選手も出場をされていました。
彼は両親がスリランカ人なのですが、愛知で中学時代50本塁打を記録した怪物と言われています。
サードで公式戦初出場を成し遂げたところなので、これからスタメン出場の機会も増えてくるでしょう。
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徳丸快晴の特徴や魅力
大阪桐蔭の主軸として活躍する徳丸選手ですが、彼はどんな特徴を持っているのでしょうか。
バッティング動画と併せてご紹介したいと思います。
野球脳と向上心の強さ
徳丸選手の最大の魅力といえば、貪欲に成長しようとする姿勢と向上心の強さでしょう。
今持っている能力自体も素晴らしいのですが、常に成長しようとするマインドは大切。
その精神が表れているのが、世にも珍しい「両投げ」という特徴です。
普段は左利きで外野を守っているのですが、内野を守るときは右利きに入れ替えられるそうです。
小学校時代、右肘を剥離骨折して投げられない時に左でのスローイングを練習したからのが理由。
投げられないから投げないのではなく、利き手を変えて投げたことで両投げになった。
向上心と賢い頭がないとできないことですし、両投げともにマスターしたのはお見事の一言。
ちなみに左投手としてはMAX135km、カーブ・スライダー・チェンジアップ・カットボールが持ち球。
この器用さと向上心の強さがあれば、大阪桐蔭で1年生から主軸を打てることにもうなずけます。
ボール球を振らない選球眼
下半身が非常にどっしりとしていて、バッティングフォームも綺麗なので選球眼がとても良いです。
これに関しては、本人もインタビューでこう答えられています。
三振が少ないことが(自分の)いいところだと思います。あとは低い打球が打てること。
中長距離ヒッタータイプなので、フルスイングで大きな当たりをバンバン飛ばすタイプではないです。
その分引きつけてボールを長く見られるので、選球眼がよくて逆方向への打球もかなり多いです。
もちろんですが、中学30本塁打を記録している徳丸選手なのでパワーはお墨付き。
それに加えて選球眼の良さも持ち合わせているので、、そりゃ大阪桐蔭の主軸だよなという感じ。
打点もかなり稼いでいるので勝負強さもあり、本当に1年生かと思うほどの完成度になっています。
父兄も有名な野球選手である
徳丸選手の家族はまさに「野球一家」で、父親・兄もともに野球経験者です。
父・博之さんは、現在「株式会社GREETING WORKS」という会社を経営されています。
大阪の明星高校から関西大学へ進学し、三和銀行でも30歳まで野球を続けられていました。
2020年から新たにアスリート向けのジム「Athlete Works」を立ち上げてトレーニングをサポート。
2人の息子もここで鍛えたことで大きく躍進、現在のプレーに繋がっているとのことです。
トレーニングジム新規立ち上げにあたり、こんなことをおっしゃっています。
(息子が)入学するまでの体幹トレーニングが高校3年間の土台になったと思います。野球だけじゃなくて、スポーツするすべての子供たちに中学・高校で正しいトレーニングをすることで、後悔のない人生になる、と知ってほしい。
野球もビジネスも一流のお父様あっての快晴さんということが、非常に伝わってきますね。
兄・天晴さんは、智弁和歌山高校の4番打者として甲子園優勝を成し遂げたメンバーです。
高校野球ファンなら知らない人はいないですが、高校卒業後はNTT西日本でプロを目指しています。
185cm・93kgとひとまわり体も大きくなり、試合にも出場してプロへの道を切り開いています。
NTT西日本には、大阪桐蔭のOBである泉口選手や小泉選手も在籍していて、かなりの強豪です。
弟・快晴選手とともにプロ入りして欲しいですし、夢を実現してくれたら嬉しいなと思っています。
バッティング動画
では最後に、徳丸選手のバッティングシーンをご覧いただければと思います。
大阪桐蔭の選手でよく見る、背中を大きくそらして打席に入る姿も懐かしい感じがします。
まとめ
以上、大阪桐蔭で下級生ながら3番打者として活躍している徳丸快晴選手をピックアップしました。
中学生時代から注目を浴びていた逸材ですが、選抜甲子園でもきっと活躍してくれることでしょう。
2024年ドラフト候補筆頭株なので、ぜひこの機会に覚えておいてもらえれば嬉しいです。