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サッカー日本代表監督の歴代年俸推移まとめ!森保一2億円は高い?低い?

2023年以降もサッカー日本代表監督を務めることになった、森保一監督。

2年契約で年俸2億円との報道がありましたが、代表監督としての金額は高いのでしょうか。

この記事では、過去の監督たちがどれだけの年俸をもらっていたのかをまとめて紹介します。

 

サッカー日本代表監督の歴代年俸推移

1998年W杯初出場以来、連続出場を続けているサッカー日本代表。

そんな日本代表を牽引してきた監督たちについて、各メンバーの年俸を紹介したいと思います。

 

1998年〜2002年 フィリップ・トルシエ

年俸推移

1998年〜2000年 8000万円

2000年〜2002年 9000万円〜1億円

 

2002年日韓W杯にて、日本代表を初めて決勝トーナメントへ導いたトルシエ監督。

フランス出身のサッカー選手から、南アフリカ代表監督を経て日本代表監督に就任された方ですね。

 

1998年から2000年までは年俸8000万円で日本代表監督として活動されていました。

後半の2000年から2002年の2年間は、トルシエ監督が1億円をサッカー協会に要求して交渉難航。

結果的に9000万円か1 億円で契約となったと言われていますが、お互い納得した金額になった模様。

 

ちなみにトルシエ監督は、日本サッカ協会とあまりうまくいってなかったと言われています。

些細なことで怒るなど気性の激しい面があったためだが、選手たちからは評価が高い監督でもあった。

今はフランスで畑を栽培し、ワイン造りに挑戦する日々を過ごしているそう。

 

2002年〜2006年 ジーコ

年俸推移

2002年〜2006年 2億2000万円

 

元ブラジル代表でサッカー界のレジェンドであるジーコが、日本代表を4年間務めました。

晩年鹿島アントラーズでプレーした彼は日本人にも愛されており、監督就任で大盛り上がりでした。

 

そんなジーコの年俸は、2億2000万円だったと言われています。

鹿島アントラーズ時代は1億8000万円との推定でしたので、選手時代から高額年俸だったんですね。

そりゃブラジル代表で3大会連続でW杯出場している方ですから、高くても納得と感じます。

 

ジーコは日本代表監督退任後、色んな国のクラブチームの監督を歴任。

2018年からは鹿島アントラーズのアドバイザーになり、現在はブラジルから鹿島のサポートを実施。

日本のサッカー界に多大なる影響与えてくれたジーコさん、年俸もなかなかの金額でした。

 

2006年〜2007年 イビチャ・オシム

年俸推移

2006年〜2007年 9000万円

 

「考えて走るサッカー」をモットーに、頭脳派監督として各国で指導してきたオシム監督。

2003年ジェフ市原の監督に就任すると、2005年にヤマザキナビスコカップで優勝に導きます。

そんなオシム監督の年俸は9000万円で、ジーコ監督に比べると半分以下だったと言われています。

 

選手選考においては「知性」を重視し、自ら考えてプレーできる人物を積極的に起用。

田中マルクス闘莉王や大久保嘉人など、五輪世代の若手もたくさん招集した時代になります。

 

2007年11月に脳梗塞で倒れてから代表監督を継続できなくなり、2年弱という短い期間で終了。

2022年5月にお亡くなりになったと報道がありましたが、知将・鬼才として名を残した名監督でした。

 

2007年〜2010年 岡田武史

年俸推移

2007年〜2010年 8000万円

 

W杯初出場の時の監督である岡田武史さんが、オシム監督の後任として就任されました。

前年まで横浜F・マリノスの監督を指揮していて、退任した後に再び日本代表の監督になりました。

 

2度目の日本代表監督の年俸はおよそ8000万円だったと言われています。

1度目は5000万円だったので年俸はアップしていますが、横浜F・マリノス時代は1億円でした。

ディフェンシブな采配や選手起用に批判が多かった岡田監督ですが、2010年W杯では予選通過。

最終的に結果を出したことで評価された方ですし、日本代表監督の象徴となった方でもありますね。

 

ちなみに2021年からはプロバスケットボールリーグの理事にも選任されています。

指導者や経営者としてスポーツ界に貢献されており、今後もますます活躍が期待されています。

2010年〜2014年 アルベルト・ザッケローニ

年俸推移

2010年〜2014年 2億8000万円

 

イタリアでミラン・インテル・ユヴェントスなど、世界の強豪クラブで監督を務めた方。

素早いパスと攻撃的サッカーを得意としており、日本代表の攻撃力強化に尽力されました。

 

経験ある外国人監督へのオファーのため、年俸は2億8000万円と過去最高の金額となりました。

AFCアジアカップ優勝を成し遂げ、W杯ベスト8進出も期待されたものの最終的には予選敗退。

パスワークやポゼッションの改善はされたが、最後で勝ち切ることができなかった印象ですね。

 

その後、中国やUAEで監督を務めたのち、故郷イタリアへ戻ってレストランを経営。

2023年現在はサッカー解説者としても活動されており、サッカーへの情熱を持ち続けています。

 

2014年〜2015年 ハビエル・アギーレ

年俸推移

2010年〜2014年 2億円

 

元メキシコ代表の選手で、A・マドリードや母国メキシコの監督を務めたアギーレ監督。

メキシコやスペインで監督として結果を残した手腕が評価され、日本代表監督に就任されました。

当時の日本はスペインサッカーを理想に掲げており、アギーレ監督に白羽の矢が立ったとの噂です。

 

アギーレ監督の年俸は、ザッケローニ監督より低い2億円と言われています。

外国人監督ゆえに2億円は仕方ないですが、リーズナブルな金額だなと感じますね。

 

しかしながら、2011年5月当時に監督を務めていたサラゴサでの八百長疑惑が浮上。

この疑惑への関与により、2015年2月に日本代表監督を解任されることとなり、志半ばで退任。

期待値の高かったアギーレ監督の退任は、日本のサッカーファンを失望させることになりました。

 

その後2022年には、スペインの強豪マジョルカで監督を務めるなど現役バリバリ。

久保建英選手もマジョルカに在籍していたため、日本との関わりは今なお続く関係です。

 

2015年〜2018年 ヴァイッド・ハリルホッジ

年俸推移

2015年〜2018年 2億7000万円

 

アギーレ監督の後任となったのが、アフリカで代表監督を務めた経験のあるハリルホッジ監督。

コートジボワール・アルジェリアで指揮を執り、攻撃的なスタイルと厳しい規律を重んじた方。

 

急遽日本代表に招聘したため、ザッケローニ監督と同等の年俸2億7000万円で就任となりました。

W杯出場を決め、ベスト8を期待されていた中、選手との不協和音や対立が強まり解任の危機へ。

監督に意見した選手がことごとく起用されず、選手たちの強い不満もありW杯直前に退任となりました。

 

2022年W杯でベスト4の快進撃を見せたモロッコ代表は、ハリルホッジ監督が指揮していたチーム。

しかしながら、日本代表監督時代と同様に選手との軋轢があったため本大会前に退任しています。

直接的な口調やワンマンな選手起用により、批判も多い監督だったと言えるでしょう。

 

2018年 西野朗

年俸推移

2018年 1億2000万円

 

ハリルホッジ監督の電撃解任の後、日本代表の指揮を執ったのが西野朗監督。

ガンバ大阪を強豪クラブチームに押し上げ、U-23・U-20日本代表監督も務めていた方。

ピンチに陥った日本代表を救い、2018年ロシアW杯ベスト16に導いた功労者でもありますね。

 

彼の年俸は1億2000万円で、ハリルホッジ監督の半分以下の金額だったと言われています。

日本のクラブチームでは約8000万円だったので、短い期間ですが年俸大幅アップとなっています。

結果を残したものの、W杯終了をもって退任が決まっていたため日本代表監督を終えています。

 

その後、タイの代表監督に就任してW杯出場に向けて指揮をとられていました。

年俸は1億1600万円と非常に高額だったのですが、結果を残すことができず2021年に退任済みです。

 

2018年〜2022年 森保一

年俸推移

2018年〜2022年 1億5000万円

 

元日本代表選手で、サンフレッチェ広島をJ1連覇へ導いた森保一監督が就任。

U-23日本代表の監督として東京五輪も指揮しており、強いリーダーシップを持った人物。

カタールW杯ではドイツ・スペインを破って予選通過、ベスト16進出の快進撃を演出しました。

 

森保監督の年俸は1億5000万円と、これまでの日本人代表監督で最高年俸となりました。

サンフレッチェ広島時代は最高年俸7000万円だったため、2倍以上に年俸アップとなっています。

選手たちからの信頼度が高く、チームをひとつにまとめる能力に長けた監督として評価が高い方。

 

W杯の快進撃が評価され、2022年以降も監督続投となりました。

2年契約で年俸2億円となり、日本人監督最高額をさらに上回る金額となったようです。

順調にいけば2026年W杯も森保監督が指揮を執ることになるので、初の2大会連続の監督となります。

 

まとめ

以上、これまでのサッカー日本代表歴代監督の年俸推移をご紹介しました。

世界を見れば、代表監督は4億円を超える方もいるくらいなので、まだまだ水準は低いですね。

日本サッカー界を盛り上げるためにも、ぜひ年俸をさらに上げて有能な監督を招いて欲しいですね。

まずは森保監督の手腕に期待して、応援したいなと思っています。

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