2021年6月8日、阪神vs日本ハムの戦いで球場内が騒然とする瞬間がありました。
7回裏からマウンドに上がった藤浪晋太郎選手が、なんと168kmを記録したのです。
このスピードが本当なら、日本最速記録の更新となるのですが、意外とサラッとスルー。
とても気になったので、この記録は本当だったのか計測ミスだったのか検証してみました。
日本最速は現役メジャーリーガー大谷翔平
そもそも、2021年6月現在で日本最速の投手は誰なのか?
それは現役メジャーリーガーの大谷翔平選手で、記録は165kmとなっています。
2016年10月16日に行われたクライマックスシリーズvsソフトバンク戦で記録しています。
この当時、大谷選手は神がかり的な活躍をしていて、打率3割&10勝を記録した年ですね。
この試合でDH5番で出場、9回にリリーフで登場して160km台を連発していたのを覚えています。
2017年は怪我で満足にプレーできずそのままメジャー行ったので、まさに日本で無双していた時期。
165kmがどれだけ凄いかというと、メジャーでもTOP5に入るスピードレベル。
海外から日本に移籍してくる外国人投手もこの記録を抜けていないので、相当速いわけですよ。
そんな中で藤浪選手が168km投げたわけですから、、確かににわかには信じがたいですね笑
藤浪晋太郎168kmの記録は本当か?
では、6月8日に記録した藤浪晋太郎選手の168kmは本当なんでしょうか。
これに関しては、ほぼほぼ計測ミスだったと私は考えています。
その理由に関しては、最後に貼ってある「大谷翔平vs藤浪晋太郎」の比較動画をご覧ください。
とは言っても、藤浪選手とて2020年10月に自己最速162kmを記録している豪速球右腕。
荒れ球が酷くて二軍降格することもありますが、スピードは大谷選手に引けを取りません。
ちなみに藤浪選手と大谷選手は同級生で、ドラフトの際によく二人の特集をされてましたね。
2021年交流戦現在の藤浪選手は、先発ではなく中継ぎでの起用に転向しています。
1イニング限定なので、よりスピードが出やすい状況ではあるので、今後も記録更新が期待できます。
阪神はスアレス選手も160km前後の球を投げるので、この二人が8・9回で投げたら相手は嫌でしょう。
阪神藤浪vs日本ハム大谷の比較動画
お待たせしました、これから藤浪選手と大谷選手の比較動画をご紹介したいと思います。
百聞は一見に如かずと言いますので、つべこべ言わずこちらの映像を見てみてください。
(めちゃくちゃ短くてすみません・・)
動画で見ても、球が速すぎてどっちの方が速いか判断できないという笑
私の方で、ベース上にボールが届いたくらいの瞬間をスクショしましたので貼っておきます。
左が大谷選手、右が藤浪選手なんですけど、バッターのスイングをみれば判断できそうです。
165kmを記録した大谷選手の方が、バッターが早くスイングしていることがわかりますよね。
これをみれば、やっぱり藤浪選手の168kmは幻だったと思っちゃいます。
1つ藤浪選手の方を擁護するとすれば、バッター近藤選手はこのボールに振り遅れています。
その証拠として三塁側にファールになったので、スイング自体が遅かったことは言えるでしょう。
ただ、振り遅れを踏まえたとしても、大谷選手の方がスピード出ていると感じます。
また藤浪選手が投げた2球前のストレートは158km表示だったので、いきなり10kmアップは怪しい。
札幌ドームという条件も全く同じですし、軍配は大谷選手だと言っていいのではないでしょうか。
(阪神ファンの皆さんは残念かもですが、、藤浪選手の今後に期待しましょう!)
まとめ
以上、168km藤浪晋太郎vs165km大谷翔平でスピード検証をしてみました。
結果的に計測ミスだったという結論になりましたが、大谷選手の凄さを再認識しました。
藤浪選手も復活の兆しを見せていますし、ぜひまた最速更新していってほしいなと思います。