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法政大の大型サウスポー山下輝特集!経歴や特徴(球速・変化球)を詳しく紹介

木更津総合高校時代にプロ入りの声も多かった、法政大学山下輝投手がついにプロ志望届を提出。

進学を選択した大学生活4年間で、いったいどんな成長を遂げたのでしょうか。

そんな話題の山下輝投手について、プロフィールや魅力をご紹介します。

山下輝のプロフィールと経歴

プロフィール

名前:山下 輝(やました ひかる)
出身地:千葉県木更津市
生年月日:1999年9月19日
身長:188cm
体重:100kg
利き手:左投左打
ポジション:投手
経歴:岩根小-岩根西中-木更津総合高-法政大
好きな選手:チャップマン(NYヤンキース)、早川隆久(楽天)

 

 

幼少期~中学校時代

千葉県木更津生まれ、木更津育ちの山下投手。

兄の影響で保育園からキャッチボールをしていて、岩根小3年時に軟式野球を始めます。

 

投手として岩根西中学に進学するも「9人そろわないこともあった」というくらい小さなチーム。

しかし山下選手の実力はすでに県内で有名で、千葉県選抜会では参加人数約200人の中で見事合格。

選抜選手として出場した第9回15U全国KB野球秋季大会で全国優勝を成し遂げます。

 

この活躍で一躍脚光を浴び、強豪校からの誘いもたくさんあったそうです。

その中で「甲子園を狙えて自宅から通えるチーム」ということで木更津総合高校へ進学します。

 

木更津総合高校時代

高校進学後、山下選手の打力が高く評価されて、1年夏から4番一塁手としてレギュラーを獲得

当時は野手スタートだったわけですが、この時代の木更津総合の投手陣は超高校級揃い。

2学年上に日本ハム・鈴木健矢選手、1学年上に楽天・早川隆久選手がいたという奇跡。

また1年から投手と打者両方やらせるのは負担が大きいという、監督の判断もあったようです。

 

甲子園には、2年春・夏・3年夏に出場。

早川選手が引退後は、2年秋から投手に復帰してエースとして活躍しました。

甲子園でも背番号1を背負い、1回戦で逆転負けを喫するもプロ注目の選手として話題になりました。

 

その才能と実力を評価され、U18ワールドカップ高校日本代表にも選出されて2試合に登板。

初戦のキューバ戦では勝利投手にもなり、見事銅メダルを獲得しました。

プロ入りも期待されたのですが「まだプロには早い」と大学進学を選択して法政大学に進学します。

 

法政大学時代

侍ジャパン選出など華々しい実績を持って大学に入学した山下投手ですが、悲劇がおきました。

1年春の試合中、左ひじに違和感を覚えてまったく力が入らなくなってしまいます。

自然治癒を目指しましたが好転しなかったため、1年生の12月にトミージョン手術を受けました

 

プロ野球選手でトミージョンを受ける人いますが、大学生でメスを入れるのは勇気がいったでしょう。

ただ近年のトミージョンは成功率や精度も高いので、再発などの心配はあまりしなくて良さそうです。

 

手術後の投げられない期間にケガをしない体をつくるため、肉体改造に着手。

厳しいリハビリ期間を終え、再び試合のマウンドに立てたのは3年の8月。

リリーフとして登板、肉体改造の成果で復帰2試合目には自己最速151キロを計測。

 

そして、4年春から再び先発投手に転向して投げています。

春のリーグ明治大学2回戦では初完投勝利もマーク、怪我からの完全復活をアピールしました。

188cm・100kgという恵まれた体格を持っているので、今後の伸び代もまだまだあると思いますね。

山下輝の特徴やプレースタイル

 

では、山下選手の具体的な特徴やプレースタイルはどんなものがあるのでしょうか。

 

類稀なる恵まれた体格

1つ目は本人もアピールポイントとしてあげている「」でしょう。

まさに大型サウスポーであり、ロマンのある言葉ですね。

 

動画をみてもらえればわかりますが、大きいというよりゴツいと言うほうがしっくりきます。

188cmの身長に加え100キロも体重がありますから、ひときわ大きく見えるのでしょう。

ちなみに高校の体重は86キロでしたが、大学4年間で14キロ増やしたという計算になります。

 

高校時代の映像と比べると体つきが全然異なり、上から投げ下ろすMAX151キロのストレートが武器。

これだけ恵まれた体格の左腕はなかなかいないので、各球団で争奪戦となること間違いないでしょう。

 

なお、2021年ドラフト候補のNo.1左腕と言われているのは筑波大学の佐藤隼輔選手

山下選手と並んでとても素晴らしいポテンシャルを秘めた左腕ですので、ぜひ注目してくださいね。

 

大学No.1左腕の筑波大・佐藤隼輔はどんな選手?特徴や球速・球種を紹介

 

体格の割に目立つ器用さと安定感

大型サウスポーと聞くと、ストレートでガンガン押すイメージを持つ人も多いと思います。

ただ山下投手はとても器用で、緩急をつけたピッチングを得意としているんですね。

 

山下投手のフォームは、小さなテイクバックから帽子が脱げるほど豪快に投げる独特なスタイル。

140km後半の真っ直ぐとスライダーで投球を組み立て、カーブやツーシームも織り交ぜます。

力で抑えるだけではなく、変化球のスキルもかなり高いのでバランスが取れている選手と言えますね。

 

その証拠として、大学時代は数字的にかなり好成績を収めていることがわかります。

 

参考

大学通算成績(大学4年春季リーグ終了時点)
13試合4勝4敗防御率1.88 投球回43 奪三振36 四死球13

大学4年春季リーグ成績
5試合2勝3敗防御率2.25 投球回32 奪三振25 四死球7

 

四死球の数も少ないことから、コントロールもかなり安定しています。

プロだと力だけでは抑えられないので、山下選手のようなバランス感覚は非常に大事になるでしょう。

 

ピンチに動じない精神的な強さ

大学生活で成長を見せているのが、メンタル面の強さです。

きっかけはトミージョン手術で、辛いリハビリを乗り越えた経験がプラスになったとのこと。

なかなか他の人が経験しない長期離脱により、何事も諦めない強いメンタルを獲得したそうですね。

 

ちなみに山下選手は将来的にメジャーにいきたいという夢をもっているようです。

諦めない精神を生かして日々鍛錬を重ね、プロで活躍して世界に翔いて欲しいなと思います。

 

山下輝の家族構成や兄弟

 

山下輝選手の家族なんですが、どういった家族構成になっているのでしょうか。

 

家族構成

山下家は、ご両親と兄の4人家族だそうで全員非常に仲が良いとのこと。

野球を始めたきっかけはお兄さんですが、お父さんは野球未経験者なんだそうです。

 

そんなお父さんですが、家族が寝たあとにネット動画をみてフォームなどを研究。

メモをとったり得意な絵を描き、それを使って教えてくれたというエピソードが感動的なんです。

お父さんには山下投手も非常に感謝していて、部屋にはお父さんが描いた絵が飾ってあるそうです。

 

兄・透さんも高校で野球をやっていて、千葉県の翔凛高校というところでショートを守っていました。

その後は野球を続けていないのですが、野球のきっかけをくれた透さんにも感謝していることでしょう。

 

まとめ

2021年ドラフト候補の法政大学・山下輝投手についてご紹介しました。

甲子園での苦い経験や手術・リハビリを経て大きく成長し、上位候補と言われるまでになりました。

貴重な大型左腕ということもあり、上位指名されることはどうやら間違いなさそうですね。

どこの球団が指名するのか、そしてプロの舞台で活躍できるのかどうかこれから楽しみです。

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