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JR東日本ドクターK・山田龍聖特集!MAX153km左腕の経歴や投球動画を紹介

JR東日本に所属している、最速153kmの速球派左腕の山田龍聖選手。

社会人選手のドラフト上位候補として、プロスカウトからの評価が急上昇しています。

山田選手とはどんな選手なのか、プロフィールや経歴などをご紹介していきたいと思います。

山田龍聖の経歴やプロフィール

プロフィール

名前:山田龍聖
出身:富山県氷見市
生年月日:2000年9月7日
身長:182cm
体重:80kg
利き手:左投左打
ポジション:投手
経歴:西条中学校ー高岡商業高校ーJR東日本

 

幼少期~中学時代

山田選手は小学4年生から野球をはじめ、地元の窪スポーツ少年団に所属していました。

中学に入って本格的に野球に取り組むようになり、学校の軟式野球部に入部することになります。

力ある選手は、硬式のシニアやボーイズに入団することが多いですが、山田選手は軟式出身なんですね。

 

中学時代はエースで4番を務めていたのですが、この頃からスーパー中学生として頭角を現します。

特筆すべきは、中学での最高球速は133kmを記録していたそうで、しかも軟式でこの数字は驚異的。

この素質を高校野球関係者に見込まれ、たくさんの高校から推薦のオファーを受けたそうです。

 

その中から山田選手が選んだのは、富山の名門校・高岡商業高校でした。

 

高岡商業高校時代

軟式出身の山田選手ですが、入学半年で球速がなんと10kmも上昇します。

速球派左腕として1年秋からベンチ入りを果たし、2年生春・夏と甲子園に出場します。

春の選抜大会では登板機会がありませんでしたが、その後の春季大会では15回27奪三振と大活躍。

 

夏の甲子園では初戦で敗退してしまいますが、この時すでにMAX148㎞に達していました。

一方で課題であった変化球の強化に取り組み、新たにスライダーとチェンジアップを習得。

エースとなった2年生秋の大会では、合計27.2回を投げて42奪三振という素晴らしい記録を樹立。

 

三振が奪える本格派左腕として注目された山田選手ですが、最も評価を上げたのは3年生夏の甲子園。

この年春夏連覇を果たした大阪桐蔭と3回戦で対戦、11奪三振3失点と素晴らしい投球を魅せました。

最も大阪桐蔭を苦しめた男」として、この年のU18日本代表にも選ばれて、ドラフト候補にも浮上。

 

しかしながら、本人は力不足を感じてプロ志望届は提出せず、卒業後はJR東日本に入社となります。

 

JR東日本時代

入社後は、1年目からベンチ入りして4月に公式戦デビューを果たします。

しかしながら、JR東日本は社会人の中でも超強豪なので、選手層の暑さから登板機会に恵まれず。

伊藤将司(現・阪神)太田龍(現・巨人)など有望選手がいたので、これはやむなしと言えるでしょう。

 

山田選手が脚光を浴びたのは3年目シーズンから。

日本選手権予選で148kmを記録すると、8月には153kmを叩き出して記録更新。

西武2軍との練習試合では、源田壮亮選手から三振を奪うなど3回無四球無安打無失点5奪三振。

 

さらにソフトバンク3軍戦でも3回1安打6奪三振と、プロ相手に圧巻のピッチングを披露しました。

2021年に一気にブレイクした山田選手、プロスカウトも高評価で一躍ドラフト上位候補になっています。

 

ちなみに、2021年ドラフト候補で注目度が最も高い左腕といえば、筑波大学・佐藤隼輔選手

社会人選手ではないのですが、即戦力左腕として1位候補になっている素晴らしい投手です。

ぜひ佐藤選手も合わせてチェックしてもらえればと思います。

 

大学No.1左腕の筑波大・佐藤隼輔はどんな選手?特徴や球速・球種を紹介

 

山田龍聖の特徴や魅力

 

では、山田選手の特徴や魅力は一体どんなところにあるのでしょうか。

ここでは、具体的なポイントについて色々ご紹介していこうと思います。

 

球の出所が見にくいフォーム

山田選手の最大の特徴といえば、テイクバックがとても小さい独特のフォームです。

左腕を体に隠すような使い方をしていて、バッターからは急に腕が出てくるように見えます。

球の出所がみにくいので、打者は非常にタイミングが取りづらいでしょう。

 

出所の見にくいフォームの左腕という点では、和田毅選手(現・ソフトバンク)に近いでしょうか。

ピッチング動画も最後に貼っておきますので、実際に映像を見ていただけたらと思います。

 

奪三振能力が高い

高校時代から三振が多く取れるピッチャーでしたが、社会人野球でもその能力は健在です。

2021年の公式戦では、計23.2回を30奪三振。奪三振はなんと11.41

独特なフォームから150kmを超える速球を投げられたら、さすがに簡単には打てないでしょう。

 

直球だけではなく、変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップを投げ分ける能力も高いです。

特にチェンジアップの精度がとても高く、スカウトからの評判も良いボールと言われていますね。

 

制球力に伸び代あり

2021年の公式戦では、23.2回を投げて7四死球と四死球率2.66はさほど悪くない印象です。

しかし、都市対抗予選の東京ガス戦で、初回3四死球で押し出しの1失点を記録しています。

この日の調子が悪かっただけかもしれませんが、立ち上がりが課題なのかもしれません。

 

一方で、それ以降7回まで1四死球と落ち着いたので、試合中での修正力は高そうです。

立ち上がりや制球力の精度を上げられれば、プロの世界でも成功を収めることは十分できそうです。

 

では最後に、山田龍聖選手のピッチング動画を貼っておきますのでご覧ください。

 

 

山田龍聖の家族や兄弟

 

山田龍聖の家族構成や兄弟

山田選手の家族構成は父・母・弟の4人家族です。

弟の晴輝さんは、地元の氷見高校というとこでピッチャーとして活躍していました。

 

体が大きいし、ポテンシャルは自分よりある。

 

山田龍聖選手も絶賛するほど、晴輝さんの才能はずば抜けていたそうです。

高校卒業後の進路は不明のままですが、もし野球を続けていたらプロを目指して欲しいですね。

数年後には「兄弟そっろてプロ入り」なんてこともあるかもしれませんし、楽しみな存在です。

 

まとめ

以上、今回はJR東日本の左腕・山田龍聖選手をご紹介しました。

2軍相手とはいえ、プロ相手に十分通用することが証明されている素晴らしい選手だと思います。

ドラフト直前の都市対抗野球でいい投球をすれば、ドラフト1位指名も可能性が高まるでしょうね。

果たしてどこの球団に指名されることになるのか、当日を楽しみに待ちたいなと思います。

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