2023年、岡田彰布新監督を迎えてスタートを切ることになった新生阪神タイガース。
12球団No.1の投手陣を誇るチームですが、2023年はどんなラインナップで戦うことになるのでしょうか。
今回は、開幕ローテーション6名と期待の選手について予想をしていきたいと思います。
2023年阪神タイガースの注目ポイント
岡田監督体制になったことで、阪神タイガースの投手陣にどんな変化が起こりそうか。
まずはおさらいからやっていきましょう。
ポイント
1.藤浪晋太郎選手のメジャー挑戦
2.岩貞祐太選手が先発転向の見込み
3.外国人選手が退団、2名新しく入団
4.勝利の方程式を5名で構成する
藤浪晋太郎選手のメジャー挑戦
まず大きな話題としては、藤浪選手がポスティング制度を利用してメジャー挑戦することです。
2023年12月現在はまだ移籍先は決まってませんし、契約成立しなければ阪神に残留となります。
ですが、もしメジャー移籍となれば、貴重な戦力を失うことになるでしょう。
阪神ファンとしては、ずば抜けたポテンシャルを持つ藤浪選手を応援したい気持ちが強いです。
近年は思うような成績を残せていなかっただけに、環境を変えて大きく躍進してくれたら嬉しいですね。
岩貞祐太選手が先発転向の見込み
FA宣言せずに残留表明した岩貞選手ですが、中継ぎから先発へ転向することになりそうです。
岡田監督が岩貞選手の先発適正を見出していること、左の先発が少ないことが理由のようです。
これで先発左腕に1枚加わり、さらに強力な先発投手陣を形成することになるでしょう。
もともと岩貞選手は先発でしたし、2016年シーズンには10勝している実力者。
スムーズに順応してくれることと思いますので、期待感が高まりそうですね。
外国人選手が退団、2名新しく入団
外国人選手7名中6名が退団を発表、ケラー投手のみ残留となりました。
投手に関しては、2名を新しく獲得するとの報道があるので、顔ぶれは一新することになるでしょう。
投手陣の入れ替えリスト
2022年
退団:ジョー・ガンケル投手
残留:カイル・ケラー投手
退団:アーロン・ウィルカーソン投手
退団:ラウル・アルカンタラ投手
退団:チェン・ウェイン投手
2023年新候補
ブライアン・ケラー投手
ジェレミー・ビーズリー投手
新しく加入する選手は、ケラー・ビーズリー両投手の予定です。
彼らがどんな選手たちなのかは、こちらの記事でまとめているのでチェックしてくださいね。
2023年阪神新助っ人候補4選手に期待大!外国人の経歴や特徴まとめ
勝利の方程式を5名で構成する
岡田監督といえばJFK・勝利の方程式の生みの親ですが、2023年も組むと見られています。
当時は3名(ウィリアムス・藤川・久保田)でしたが、分業制も進んだので5名体制となるようです。
岡田監督自身、勝利の方程式についてこのようにコメントされています。
(以前には)藤川に10連投させたけど、今そんなんやったら何言われるか分からないですね(笑)。3連投でも言われるからね、今は。そういう意味では野球が変わったと思いますよ。4人、5人(の中)で、1人、2人きょうは休んで、この3人(を登板させる)とかね。
確かに2005年のJFK3名体制は「酷使」と批判もされていましたからね。
現代野球も進化しましたし、ある程度人数の余裕を持って使っていくことになるでしょう。
2023年阪神開幕ローテーション予想
それでは、先ほどの変化も踏まえつつ、どんな開幕ローテーションになるか予想をしていきましょう。
1人目 青柳晃洋
2年連続最多勝、そして2022年は最優秀防御率も獲得した青柳選手は当確でしょう。
おそらくWBC日本代表にも選出されるでしょうし、開幕ローテ入りは間違いなしです。
ちなみに、WBCは2023年3月8日〜21日までで、セ・リーグの開幕は3月31日。
10日間くらい調整期間があることから、おそらく開幕投手最有力でしょうね。
2023年シーズンも2桁勝利は絶対、最多勝&優勝をぜひ勝ち取って欲しいところです。
2人目 西勇輝
獲得したFA権を行使して阪神残留を表明した西選手、彼もまた開幕ローテ入り確定でしょう。
阪神移籍からの4年間、ずっとローテーションを守り続けてきた立役者なので、西選手は外せません。
また、ムードメーカーでもあるので、彼のチームへの影響力は素晴らしいと思っています。
色んな憶測が飛び交っていて真相はわかりませんが、野球への影響はほぼないでしょう。
岡田監督も西選手のローテ入りを明言していますし、西選手も残留表明で疑惑を払拭しています。
ファンとしては、あとは一生懸命応援するだけですね!
3人目 伊藤将司
貴重な若手左腕の伊藤選手も、2023年開幕ローテ入り確実と思われます。
入団以来2年間きっちり成績を残していますし、安定感抜群の投球は素晴らしいですよね。
怪我さえなければ、2023年もそのままローテ入りとなることは間違いなさそうです。
4人目 西純矢
2022年シーズンで一気にブレイクした西選手も、おそらくローテーション入りしてくるでしょう。
投打ともに非凡な才能を持った貴重な高卒選手ですし、岡田監督の評判も高いので2023年も期待。
将来的に大きく飛躍してほしい伸び代のある選手なので、育成も強化しつつ結果も出してほしいです。
5人目 才木浩人
トミージョン手術から見事に復活を果たした才木選手も、怪我の再発がなければローテ入り濃厚。
2022年シーズンは9試合に登板して防御率1.53なので、文句なしといっていいでしょう。
ただし、ローテーションメンバーとして毎週先発できるかどうかがまだ未知数なところ。
怪我明けのため、2022年は中10日空けての登板でしたから、怪我の回復具合によりますね。
とはいえ、実力的にも結果的にも合格ラインだと思いますので、さらなる飛躍を期待したいです。
6人目 岩貞祐太
最後の1枠に関しては、先発再転向となる予定の岩貞選手で予想したいと思います。
実力はもちろんなのですが、やはり先発左腕が不足している現状を考えると、岩貞選手は貴重です。
6人目の枠は競争枠になると思いますので、春季キャンプやOP戦での結果でも変わると思います。
ローテーションメンバーに入ってくる可能性がある候補メンバーは、以下のとおりです。
ブライアン・ケラー
森木大智
髙橋遥人
富田蓮
ローテ入りの可能性が高そうなのは、新外国人候補のブライアン・ケラー選手でしょう。
そして期待の高卒ドラ1・森木選手や、怪我からの復帰を目指す髙橋選手もかなり強力です。
また新人のドラ6・富田選手も素晴らしい左腕なので、割って入ってくる可能性は十分あります。
こう見ると、改めて阪神の先発投手陣の層の厚さを感じますよね。
若手選手もどんどん育っていますし、2023年も投手王国の力を発揮してほしいものです。
まとめ
以上、2023年阪神タイガースの開幕ローテーションのメンバーを予想してみました。
藤浪選手の移籍が痛いと思っていましたが、投手陣の層はやっぱり12球団No.1だなと感じました。
また新しいスターが誕生してくれることを期待しつつ、引き続き応援していきたいと思います!!