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阪神岡田監督が優勝をアレ(A.R.E.)と表現するのはなぜ?過去のトラウマ?

2023年から阪神タイガースを率いることになった岡田彰布監督。

彼の発する言葉は「どん語」と言われ、特に阪神ファンに愛されています。

そんな岡田監督が優勝をアレと表現しているのですが、その理由はなんなのでしょうか。

 

2008年岡田阪神大失速のトラウマ

さかのぼること14年、2008年阪神タイガースを率いていたのが岡田彰布監督でした。

優勝間違いなしと言われたこの年、後半戦の大失速で優勝を逃したことが「アレ」の誕生に繋がっていると言われています。

 

2008年シーズンは阪神が前半戦を首位独走、51勝23敗・貯金28で2位と13ゲーム差をつけていました。

打線が絶好調で、赤星・鳥谷・金本・新井が大爆発、チーム打率.307も記録するほど好調でした。

阪神ファン含めて誰もが優勝するだろうと思っていたところ、9月にこんな雑誌が登場します。

 

 

この雑誌が発売されたあたりから阪神が失速、一方で巨人が12連勝で猛追して最後に首位逆転。

まさかのV逸となったため、阪神ファンの中で「優勝」「Vやねん」などが呪いの言葉になりました

岡田監督もこの年の大逆転が心に残っているらしく、優勝やVなどの言葉を封印したと言われています。

 

カオスくん
にしても、優勝を逃した原因は何なんやろう?

 

これには理由は2つあると言われています。

 

2008年阪神V逸の原因

・北京五輪で新井選手が腰を怪我したこと

・優勝やVといった言葉がプレッシャーになった

 

2008年は北京五輪が開催され、夏場に藤川・矢野・新井選手がチームから離脱しています。

主力メンバーがいなくなったことと、北京五輪で新井選手が怪我したことでチームが失速。

夏場の大事な時期に上手くチームが勝てなかったことが大きな原因だったと岡田監督も言っています。

 

そしてもう1つ、優勝やVなどの言葉を使った報道が加熱し過ぎたことも原因と言われています。

特に関西は熱狂的なファンやメディアが存在するので、何度も優勝の言葉が耳に入ったことでしょう。

そのプレッシャーが大きかったために、後半戦の大失速に繋がってしまったとのことでした。

 

この2008年のトラウマがきっかけで、岡田監督は優勝の難しさを身にしみて実感したわけですね。

2010年オリックス監督時代に生まれたアレ

2008年の苦い経験を経て、2010年からはオリックスの監督に就任します。

その際、就任会見で岡田監督はこのように発言をしています。

 

優勝てよう言わないです。怖いです。そんな簡単に優勝できるとは思ってないです。

 

まさに2008年の教訓から発せられた言葉であり、優勝という言葉を出すことを自重していますね。

この頃から、岡田監督は優勝と簡単には発言しなくなっていったことを記憶しています。

 

そして2010年セ・パ交流戦、オリックスが優勝を狙える位置にいたとき。

交流戦の「優勝」を言わない代わりに、岡田監督はメディアに「アレする」と発言しました。

実際にこの年オリックスが交流戦を優勝し、ギャグ好きの関西メディアがアレを面白おかしく報道。

これが岡田監督のアレが誕生した瞬間であり、アレしてもうたTシャツも販売されたくらいです笑。

 

当時を振り返り、2022年岡田監督の就任会見ではこうおっしゃっています。

 

『優勝します』とかよう言わないですけど、ずっと優勝は『アレ』しか僕は言ってなかったんで。はっきり『優勝します』とかよう言わないですけど、シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったら僕はいいと思いますね。

 

アレ、そして阪神のスローガン「A.R.E.」は2023年も継続して使われるようですね。

お笑い好きの関西では人気爆発、大笑いの1年になることは間違いなさそうです。

 

まとめ

以上、阪神の岡田監督が発する「アレ」の語源と理由について紹介してきました。

話題に欠かない岡田監督の言葉、関西人の私も楽しく聞かせていただいております。

2023年にどんなどん語が生まれるのか、そしてアレできるのか楽しみに見たいと思います。

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