2023年選抜高校野球が3月に開催されますが、神奈川県の慶應義塾高校が出場となります。
その慶応でスタメン出場するのが、番長・清原和博さんの次男・清原勝児さんなんですね。
そんな清原勝児さんが高校で1年留年したらしく、今後の試合出場に影響があるのでしょうか。
清原勝児さんの過去の経歴やプレースタイルの紹介も含めて、解説していこうと思います。
清原勝児の留年問題について
慶應義塾野球部の清原選手ですが、高校で進級ができずに留年してしまったとの情報がありました。
その真偽について、さらに留年した場合の甲子園出場などのルールをご紹介したいと思います。
留年疑惑の真偽
慶應義塾幼稚舎からずっと慶応に通っている清原勝児選手ですが、留年は本当なのでしょうか。
結論からお伝えすると、留年したのは本当です。
実際、慶應義塾高校の野球部・森林監督がインタビューでこのように話されていました。
(清原勝児選手は)もう一回、1年生をやっています。単位制の大学とは異なり、塾高では全科目の成績の平均値みたいなものが足りないと留年になる。
つまり、学業成績が良くなかったことが理由で留年になったということです。
清原勝児選手は2021年4月に高校入学しているので、2023年選抜大会は1年生として出場となります。
私もそう思ったんですが、森林監督のインタビューでその点についても触れられていました。
本人も留年が決まった時は落ち込んでいましたが、切り換えて前向きにやっていますし、彼の“陽”のキャラクターはチームに良い影響を与えています。場内アナウンスで『清原君、1年』と呼ばれると、ベンチの仲間がいじっていますから。どうか温かく見守ってください。
さすが番長の息子!という明るいキャラクターですし、監督も本当に懐が深くて素敵ですね。
清原選手を幼稚園の時代から知っているらしく、その分親心も持たれているのかもしれません。
高校野球の出場ルール
では、留年したことで高校野球の試合出場にはどういったルールが適用されるのでしょうか。
最も影響があると思われるルールとしては、高校在籍3年以下の選手であるというルールでしょう。
実際、日本高等学校野球連盟の規定の第5条にこのような記載があります。
参加選手は、高等学校在籍3年以下のもの。
(中略)
この場合、第2学年の秋季大会ならびに翌年の選抜高等学校野球大会まで参加資格があるが、通常参加できる大会数を越えて参加できない。ただし、日本の高等学校からの再入学で前在籍校に野球部がない場合は例外とする(すべての在籍期間中で、春季大会と全国高等学校野球選手権大会は3回まで、秋季大会と選抜高等学校野球大会は2回まで)。
つまり、清原選手は2年生となる2023年夏の甲子園大会までの出場になるということです。
留年したとはいえ参加できる大会数は変わらないので、見た目の学年が1つ下になっているということ。
このあたりは、留年したことによる試合出場への影響は特にないように思われます。
慶應義塾高校の留年率
少し脱線しますが、慶應義塾って進級がそんなに厳しい高校なんでしょうか。
文武両道を掲げている高校という印象は強いですが、果たして留年率はいかに。
ネット情報のため正確な数値はないですが、毎年1学年20〜30人ほど留年するそうです。
1学年あたり700人くらい生徒がいるので、約3〜4%くらいの割合と思われますね。
一般的な高校に比べると留年率が高い印象ですが、それだけ学業に厳しいのでしょう。
清原勝児の経歴とプロフィール
プロフィール
名前:清原勝児
生年月日:2005年5月1日
出身:東京都港区
身長体重:173cm/80kg
利き手:右投げ右打ち
ポジション:サード
経歴:世田谷西リトルシニア
生い立ち
清原和博さんとモデル・亜希さんを両親に持ち、清原家の次男として生まれ育ちます。
5歳の頃から野球を始め、小学校時代は「オール麻布」という地元の野球チームでプレー。
当時から野球の能力はずば抜けており、小学校6年生の時にジャイアンツジュニアに選抜されます。
毎年12球団それぞれでジュニア選手をセレクトするのですが、倍率60倍と言われています。
有名なプロ野球選手や甲子園球児の中でも、ジュニア出身の選手はたくさんいらっしゃいます。
清原選手と同学年でいえば、健大高崎の半田真太郎選手が注目選手とされていますね。
この当時のポジションは、投手と内野手の両方をやっていたようです。
確か清原和博さんももともと投手と内野手だったはずなので、お父さん譲りと噂になっていました。
中学〜高校時代
中学に進学すると、名門・世田谷西リトルシニアへと入団することになります。
過去のOBでいえば、巨人から阪神へ移籍した山本泰寛選手がこのチーム出身ですよね。
ここで主軸として活躍し、中学2年生の時にはジャイアンツカップを優勝に導きます。
サードのスタメンとして活躍したのち、慶應義塾高校の野球部へ入部することになります。
慶應義塾には幼稚園から所属しているのですが、、さすがはスター選手の息子さんですね。
高校入学後、1年目の頃はベンチ外でしたが2年目シーズンでスタメン獲得。
6・7番サードで出場しており、選抜高校野球でも出場するものと思われます。
「父も活躍した甲子園は夢の舞台。ぜひ立ちたい」と話されていますし、非常に楽しみですね。
清原勝児の特徴とバッティング動画
では、清原選手はいったいどんな特徴を持った選手なのでしょうか。
ここでは、彼の特徴やバッティング動画をご紹介したいと思います。
父親譲りのパンチ力
清原選手の最大の特徴といえば、父親から受け継いだ素晴らしいパンチ力でしょう。
身長173cmと高さはあまりないのですが、ボールを遠くへ飛ばす力を持っています。
まだまだ荒削りではありますが、将来性を感じさせる潜在的な打撃力はポイントでしょう。
ちなみに、2022年秋季大会では満塁ホームランを放ってチームを勝利に導いています。
勝負やチャンスの強さに関しても、父親そっくりだな〜と感心してしまいますね。
いつも明るいムードメーカー的存在
試合中でもいつも笑顔を絶やさない、ムードメーカー的存在として愛されています。
森林監督も「彼はいるだけで周りが明るくなる」と話されていて、貴重な存在となっているようです。
父・和博さんは若干強面で怖いですが、勝児選手は愛嬌あるタイプなので少しタイプは違いそう。
後ほどご紹介するバッティング動画でも、ホームラン後のチームの雰囲気は非常に良好な感じがします。
愛されキャラはチームに1人必要だと思うので、ぜひチームにプラスの効果を与えて欲しいですね。
清原勝児のバッティング動画
百聞は一見にしかず、実際にホームランを打ったシーンをここで紹介いたします。
秋季関東大会で常磐大高(茨城2位)と戦った試合ですが、レフトスタンドに叩き込んでいます。
変化球で少し泳がされていますが、それでもホームランにできるのはパワーがある証拠。
まだ体を鍛える余地はありそうだし、鍛えれば飛距離も伸びそうだけど、下半身どっしりでいい感じ。
選抜から夏の甲子園にかけて、しっかりトレーニングすればもっと成長できる素材だと思いますね。
なお、2023年選抜高校野球に出場する注目選手について他の記事でもまとめています。
凄いライバルたちがたくさん出場予定ですので、よければご覧ください。
2023年選抜高校野球の注目選手を徹底解説!経歴や特徴をまとめてみた
清原勝児の家族(両親と兄弟)
最後に、清原勝児選手の家族についてご紹介しておきたいと思います。
父・清原和博
PL学園からドラフト1位で西武へ入団した、野球界のスーパースターとして知られています。
プロ野球での通算本塁打数525本は歴代5位、球界の番長として愛されていました。
薬物事件後は、YouTuberとして活動しながら、野球の解説者としても活躍しています。
高校時代の甲子園での本塁打数13本はいまだに破られておらず、2位の6本と大きな差があります。
三冠王を3回獲得した落合博満さんも、過去最高の高校生は清原さんだったとコメントされています。
(高校球児で一番すごかったのは)清原だよ。プロに来てもすぐに通用すると思った。総合的に見て素晴らしかったよ。
清原さんは、高卒1年目から打率.304・31本塁打を記録していますからね。
とんでもない怪物だったことが数字でもわかります。
母・亜希
出典:亜希Instagram
高校生の頃にスカウトされ、モデルとして今も現役で活動されている亜希さん。
清原さんとは2000年に結婚、2014年に離婚をされており、親権は亜希さんが持たれています。
亜希さんがのInstagramには、息子さんへの手作り弁当が投稿されていて、話題になっていますね。
清原さんの薬物事件を乗り越え、2023年現在は清原さんのマネジメント会社の社長を務められています。
関係も改善されているようですし、息子さんの野球のサポートも献身的にされているとのことです。
勝児さんも感謝しているでしょうし、ぜひ将来亜希さんに恩返ししてくれたらいいなと思います。
兄・清原正吾
慶應義塾大学野球部としてプレーされている兄・正吾さんも、かなり注目されている選手です。
186cm・90kgと恵まれた体格も持ち、父親譲りのパワーも健在で将来が期待されています。
中学時代はバレーボール部、高校時代はアメリカンフットボール部で活躍していた正吾さん。
アメフトでは神奈川県選抜に選出されるほど有名で、身体能力の高さは折り紙つきですね。
小学生以来で大学から再び野球に取り組み始め、メキメキと頭角を表している状況です。
慶應義塾大学の堀井監督も正吾さんを称賛しています。
状態が上がっていて、最近は紅白戦などでチームで一番ホームランを打っている。一塁守備も安定しているので(試合で使っている)。
今後どこまでポテンシャルを開花させてくれるのか、今から楽しみですね。
まとめ
以上、清原和博さんの次男・勝児さんについて、詳しくご紹介させていただきました。
選抜甲子園も含めて、今後が楽しみな選手なのでぜひ注目してもらえたら嬉しいです。
とりあえずしっかり勉強もやって、文武両道でまっすぐ成長して欲しいなと思っています。