2021年夏の高校野球がいよいよスタートする時期になってきました。
今回ご紹介するのは、名門履正社高校に今年入学したスーパールーキー元木翔大選手です。
1年生ながら非常に注目度が高く、スタメン出場も期待されている逸材と言われています。
この記事では、元木翔大選手の生い立ちや特徴などをまとめてお伝えしたいなと思います。
元木翔大のプロフィールや実績生い立ち
名前:元木翔大
生年月日:2006年1月10日
出身:神奈川県
利き手:右投げ右打ち
ポジション:サード・投手
経歴:麻生ボーイズー履正社
生い立ち
2006年1月に生まれた元木翔太選手ですが、最大の特徴は父親が元読売巨人軍の元木大介さんだということです。
元木大介さんといえば、大阪・上宮高校からドラフト1位指名を受けて巨人に入団し、14年間プレーした非常に有名な選手ですよね。
現役時代「くせ者」という愛称で親しまれたくらい野球センスの塊で、三冠王を獲得したレジェンド落合博満さんも「天才」と読んだほどの実力の持ち主でした。
現在は巨人のヘッドコーチとして原監督と一緒に毎日奮闘されていますね。
母親は日本テレビ元アナウンサーの大神いずみさん。
元木大介さんとは2000年にご結婚されましたが、出会いのきっかけは食事会だったと告白されていますが、いわゆる合コンだったということですね。
当時はプロ野球選手とアナウンサーが結婚するケースが非常に多かったですが、大神さんは前年1999年にフリーになっていたので、結婚のためだった?との噂もあったそうです。
この2人は仲の良い夫婦として度々取り上げられることがあるほどで、今も夫婦円満みたいですよ。
現在は夫の大介さんをはじめ、2人のお子さんの子育てに奮闘されているとのことです。
高校1年生の翔大選手と4つ下の弟さんがいる男兄弟ですから、さぞ毎日大変でしょうね笑
元木翔太選手は有名人2人の間に生まれた言わば二世選手ということですね。
では、そんな翔大選手の運動能力やスポーツ歴はどんな感じだったのでしょうか。
小中学生時代
小学生低学年の頃は、元木翔大選手はもともとサッカーを頑張っていたそうです。
このことに関して、父親の大介さんがテレビで「息子は野球が嫌いらしい」と発言されて話題になっていたんですよね。
サッカー中心だった元木翔大選手ですが、小学校3年生になると地元「王禅寺少年野球部」というリトルリーグのチームに入り、徐々に野球中心の生活にシフトチェンジをしていきます。
そこで力をつけた元木翔大選手は、中学進学と同時に神奈川県の麻生ボーイズという硬式チームに入団することに。
そして元木翔太選手の才能と実力が知れ渡ったのが、中学1年生の時に行われたU-12世界少年野球大会でのこと。
日本代表に選出された元木翔大選手がこの大会で大活躍、チーム優勝そしてMVPを獲得。
さらに偶然なのか運命なのか、この大会の日本代表監督は父親・元木大介さんだったことから、親子で世界一になった大会だったんですね。
この当時、大介さんがインタビューでこんなことを話されてました。
元木大介さん
一緒に行くと思ってなかったね。ま、でも、自分の息子には厳しくなる。まず息子を怒鳴り散らしたらみんながぴりっとするから。つらい思いをさせるとは思うけど
この発言の裏には、自分自身が野球を舐めていたためにプロで大活躍ができなかったという反省があるそうです。
実際に落合博満さんも、こんな面白いコメントを残されています。
落合博満さん
あんなに練習しなくても活躍できるやつを見たことがない。でもあんなに練習しないやつも見たことがない
大介さん自身も、自分が練習嫌いで失敗したことを自覚しているので、息子には野球を舐めないように指導しているとのことでした。
とはいえ、数年前まで野球が嫌いでサッカーをやっていた子供が、野球を始め、日本代表になり、一緒のチームになり、そしてMVPを獲得するなんて想像できなかったでしょうね。
大きな大会での勝負強さや野球のセンス・才能というのは、まさしく父親譲りのものなんだと思います。
履正社高校時代
そして、2021年から大阪の超名門・履正社高校に進学したという情報が入ってきました。
履正社高校といえば、ヤクルトの山田哲人選手や寺島成輝選手、阪神の坂本誠志郎選手など数々のプロ野球選手を輩出している高校ですが、地元の神奈川ではなく大阪を選択したようですね。
父親の大介さんも大阪の名門・上宮高校で主将を務めて甲子園にも出場しましたが、翔大選手が激戦区である大阪を選んだ理由はいまのところ不明です。
大阪桐蔭など全国屈指の高校がたくさんある地域なので、甲子園に出場できるかわかりませんし、そもそも履正社でレギュラーを獲得するのも至難の技だと思います。
果たしてここから全国の舞台に羽ばたくことができるのか、注目ですね。
ところで履正社高校といえば、大阪桐蔭と違って生徒用の寮がなく、自宅から通う文武両道スタイルが有名ですが、元木翔大選手は神奈川県が自宅のはず。
寮がない中でどうやって生活しているんでしょうか。
一部下宿している生徒もいるらしいんですけど、父親の大介さんの実家が大阪なので、もしかすると祖父母の家から通っているのかもしれませんね。
大介さんをプロ野球選手に育てた経験のある祖父母の下だったら、これは鬼に金棒ですね。
今後の活躍がますます楽しみですね。
元木翔大の特徴や魅力
名実ともに素晴らしいスーパールーキー元木翔大選手ですが、彼の特徴は一体何なのでしょうか。
類稀なる打撃能力
元木翔大選手の最大の特徴といえば、類い稀なる打撃能力と言えます。
彼の画像を見る限り、体格的には大柄ではないのでホームランバッターではないでしょう。
しかしU-12世界大会での成績を見ていると、3番打者として二塁打・三塁打をたくさん打っていることがわかります。
残念ながら映像がないんですが、これも父親譲りの打撃能力の高さと言えるでしょう。
このU-12世界大会では、MVPだけじゃなく打撃部門ベストナインにも選出されていますから、打撃能力は間違いなく超高校級でしょう。
大舞台で実力発揮できる勝負強さ
これも父親譲りと言えますが、大舞台にめっぽう強いというのが彼の特徴でしょう。
その証拠としてU-12世界大会でMVPを獲得していますが、勝負の場面で目立った活躍をしたからこそ与えられた賞だと思います。
本塁打も打っていないことから、大事な場面でインパクトのある活躍をしているのは間違いない。
大舞台にも物怖じしない性格が、MVP獲得から滲み出てるといえるでしょう。
大物志向の性格
これは野球に直接関係しないんですけど、大介さんがインタビューで息子との会話をこのように話されていました。
翔大「お父さんってプロでホームラン何本打ったの?」
大介「66本」
翔大「66本って全然打ってないね」
大介「だったら抜いてみろよ。抜いたら何も言わないから」
翔大「お父さんの記憶全部抜いていきたい」
中学1年生ながら、すでにプロでの活躍や目標を口にしている意識の高さ。
サッカー日本代表の本田圭佑さんを彷彿とさせるような、大物志向な性格が感じ取れます。
大介さんは自身の失敗を踏まえてかなり厳しく息子を指導しているそうです。
ポテンシャル的には間違いなく一級品だと思うので、上手く育って欲しいものですね。
まとめ
以上、履正社のスーパールーキー元木翔大選手を特集してご紹介しました。
1年生ながら、公式戦の出場やレギュラー獲得も十分にできる素材であることは間違いなさそう。
2021年夏の大会から出場する可能性もありそうなので、注目してこれからもチェックしたいと思います。
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