2021年夏の甲子園がスタートしますが、今回特集するのは福井県代表の敦賀気比高校です。
多くのプロ野球選手を輩出している高校野球界の名門ですが、今年も福井大会で頂点に経ちました。
今大会の敦賀気比の戦力やエース・注目選手・地方大会の成績が気になるところですよね。
この記事では、これらの情報をすべてまとめてご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
2021年敦賀気比の戦力と過去の甲子園成績
早速ですが、敦賀気比の戦力や過去の歴史からお伝えしたいと思います。
戦力編
毎年強力なチームを作り上げてくる敦賀気比高校ですが、今年の戦力はどれぐらいのレベルでしょうか。
まずは、2021年福井県大会の勝ち上がりについて見てみましょう。
参考
2回戦 10-0美方
準々決勝 8-5坂井
準決勝 9-0福井工大福井
決勝 7-0金津
34得点5失点
スコアを見れば分かるとおりですが、投打ともに非常に安定している印象が強いです。
春の選抜甲子園で常総学院に初戦で敗れてしまいましたが、チーム力は全国レベルにあるのは間違いないでしょう。
今年に関しては福井県内では敵なし状態、勝つべくして勝ったと言えると思います。
特に今年は打撃力が充実しており、直近で行われた春季大会では7試合で67得点を記録したほど。
圧倒的な打撃力を武器に、2021年春季福井大会・北信越大会をともに優勝しています。
敦賀気比は投手力で勝ち上がるというの個人的なイメージがあったので、これまでとスタイルは少し異なるのかなという気がします。
過去の甲子園成績
ポイント
出場:春夏通じて18回目(夏10回目2大会連続出場)
最高成績:2015年選抜甲子園優勝(夏は2014年全国ベスト4)
敦賀気比は今回の出場で通算18回目の甲子園となります。
過去に1度だけ優勝していて、日本ハムに入団した平沼翔太投手を率いた2015年春の選抜甲子園でした。
夏の大会に限定すると、2014年の準決勝進出が最高です。
準決勝で大阪桐蔭に9ー15で敗れたのですが、プロ入りした香月一也・正隨優弥選手の強力クリーンナップを擁した大阪桐蔭がそのまま全国制覇達成。
夏の優勝経験がない敦賀気比ですが、数々の名プレイヤーを生み出したことで有名な高校です。
プロ入りして活躍している現役選手は、有名どころだけでもこれだけの方々がいます。
現役プロ野球選手
西武 内海哲也選手
広島 西川龍馬選手
オリックス 吉田正尚選手
オリックス 山﨑颯一郎選手
ものすごい、そうそうたるメンツですよね。
今年の敦賀気比高校の選手たちからも、将来のプロ野球選手が生まれたらいいなと思います。
2021年敦賀気比のエースと注目選手
では次に、今年の敦賀気比のエースや注目選手をピックアップしたいと思います。
エース
プロフィール
名前:竹松明良
生まれ:2003年度
学年:3年生
身長体重:180cm/70kg
出身地:奈良県
利き手:左投げ左打ち
今年の敦賀気比のエースナンバーをつけているのは、竹松選手です。
MAX139kmのストレートに加えて、スライダー・カーブ・ツーシームを操る技巧派左腕タイプ。
振りかぶった際、ホームベースに背中を向けるほど捻りが大きいフォームで、そこからビュッと球を投げてバッターのタイミングをズラします。
球の出どころも見にくいので、バッターはなかなか打ちづらいタイプの投手だと思います。
新チーム発足以来、監督は「課題は投手陣」と話されていたのですが、最後にエースの座を勝ち取ったのが竹松選手でした。
2番手以降の投手陣も豊富で、右腕・本田克選手も素晴らしい投手です。
スリークォーター気味のフォームから、キレのあるストレートと鋭く曲がるスライダーを投げます。
今年の選抜甲子園でも投げていましたし、夏の福井大会決勝では、4安打完封勝利していますね。
今年の敦賀気比は、この竹松・本田両選手が二枚看板で投げるというスタイルになっています。
注目選手
プロフィール
名前:上加世田頼希
生まれ:2004年度
学年:2年生
身長体重:178cm/80kg
出身地:大阪府大東市
利き手:右投げ右打ち
ポジション:サード・投手
敦賀気比で今まさに評価急上昇中なのが、2年生の主砲・上加世田選手です。
中学時代から軟式野球界では非常に有名な選手で、軟式のU15日本代表のエースとして世界と戦っていました。
高校から硬式に切り替え、大阪から福井に渡った期待の有望株です。
そんな上加世田選手を一言で言えば「二刀流選手」です。
投げてはMAX142kmのストレートを中心に、多彩な変化球を投げ分けます。
投手としての出場もありますし、来年のエース候補であることは間違いないでしょう。
さらにこの夏から4番打者に抜擢され、中長距離ヒッターとしてパンチ力のある打撃を披露。
体もかなりガッシリしていてパワーもあるので、甲子園でもきっと活躍してくれることでしょう。
そして今年の注目選手なのはもちろんですが、来年はプロ注目の二刀流選手としてスポットライトを浴びると思います。
ぜひこの機会に覚えておいてください。
敦賀気比の甲子園成績予想
最後になりましたが、今年の敦賀気比は甲子園でどこまで勝ち進むことができるでしょうか。
私の予想ですが、おそらくベスト8まで進出するのではと思っています。
全国を見てもこれだけ投打のバランスが高いチームはないです。
甲子園の経験や安定感という意味でも、簡単に負けることは想像しがたいチームです。
不安要素があるとすれば投手陣で、全国の強豪チーム相手に抑えることが出来るかどうか。
ここが勝負の分かれ目になると思いますし、しっかり抑えられればベスト8以上もあると思います。
まとめ
以上、福井県代表になった敦賀気比高校の戦力や注目選手、成績予想を紹介しました。
福井県内では敵なし状態ですが、全国の甲子園の舞台でどこまで勝ち進めるか注目ですね。
投打ともに充実したチームに仕上がっているので、初の夏の全国制覇に向けて頑張ってください。