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日本航空ヴァデルナフェルガス特集!期待の長身左腕の経歴やプロフィール

2021年夏の甲子園が始まりますが、今回注目したのは日本航空高校の左腕ヴァデルナフェルガス選手。

昨年秋から大きく実力を伸ばし、県大会でも活躍して甲子園の注目左腕になっています。

この記事では、ヴァデルナ選手の経歴や生い立ち、特徴などを紹介したいと思います。

 

ヴァデルナフェルガスの経歴やプロフィール

プロフィール

名前:ヴァデルナ・フェルガス
生まれ:2003年10月13日
学年:3年生
身長体重:188cm/86kg
出身地: 大阪府阪南市
利き手:左投げ左打ち
ポジション:投手

 

生い立ち

大阪府の南部にある阪南市で生まれ育ったヴァデルナ選手。

名前から分かるとおり純粋な日本人ではなく、父親も母親も日本人の方ではないそうです。

父親はドイツとハンガリーのハーフで母親が香港出身と、これぞ国際結婚という家庭に生まれ育ちました。

 

中学時代は大阪泉南ボーイズというチームに所属していて、その頃からピッチャーとして活躍。

ただ大会で表彰されたり選抜チームに選ばれるなど、この当時は目立ったような活躍はなかったそうで、日本航空から声をかけてもらったため進学したという経緯とのこと。

 

ちなみに大阪泉南ボーイズといえば、2017年ドラフト3位でオリックスに入団した福田周平選手がOBにいますね。

福田選手は広陵高校に進学して、明治・NTTを経てプロ入りの夢を叶えています。

大阪南部のこのエリアは非常に野球が盛んで、プロ野球選手も多く輩出している地域でもあります。

 

日本航空進学後

山梨県の日本航空に進学したヴァデルナ選手ですが、なかなか出場機会に恵まれない時期を過ごすことになります。

実力不足だったことはもちろんですが、全国から強力なライバルたちが集う高校でもあるため、試合に出れませんでした。

 

ヴァデルナ選手いわく、入学当初は先輩のレベルの高さに驚愕し、一気に自信をなくしたそうです。

山梨県の甲子園常連校ですし、中学卒業間もない彼にとってレベルがかなり高く感じたことでしょう。

また同学年のエースである小澤耕介選手も凄くて衝撃だったらしく、落ち込んだとも話されていますね。

 

ちなみに、同じ大阪出身で日本航空チームメイトのエドポロ・ケイン選手も衝撃を受けたそうです。

彼も昨年秋まで実績がなかったのですが、今はクリーンナップを任されるスラッガーに成長。

今大会注目の選手になっていますので、この機会にぜひ知っておいてください。

 

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そんなヴァデルナ選手が活躍し始めたのは、昨年秋シーズンから。

130kmに満たないストレートがMAX136kmまで伸び、変化球のキレや制球力も上がったことで一躍エース候補にまで成長。

2021年春シーズンは背番号1をつけての登板もあり、飛躍的にレベルアップしています。

 

ヴァデルナ選手が最も注目されてのが、春季関東大会の東海大相模戦。

先発したヴァデルナ選手が好投し、自責点2で選抜王者に勝利。

まさかの大金星に高校野球ファンも驚き、彼のピッチングに注目が集まることになりました。

 

山梨県大会の甲府工戦でも素晴らしいピッチングをして、勝利に貢献していました。

甲子園の舞台でもかなり期待が高まっている選手と言えるでしょう。

 

【2021.8.10追記】

エースナンバーを背負って登場した甲子園1回戦、長崎代表の東明館との戦いに先発しました。

素晴らしい投球で相手打線を抑え、見事最後まで投げ抜いて4-0の完封勝利に貢献しましたね。

エドポロ選手もセンターの守備で好プレーを見せてくれましたし、良いスタートを切れました。

ヴァデルナフェルガスの特徴やプレースタイル

 

そんなヴァデルナ選手ですが、彼の特徴や魅力とはいったいなんなのでしょうか。

 

伸びのある鋭い速球

MAX136kmの球速以上に球威を感じるストレートが魅力です。

もともとスピードも球威もあと一歩だったヴァデルナ選手ですが、殖栗トレーナーの指導で体の使い方を学び、大きく進歩したんだそうです。

 

以前は上半身だけで投げる傾向があったそうですが、下半身を使ったり、体を大きくひねることで力強いボールが投げられるように。

百戦錬磨の東海大相模に投げ勝つくらいですから、キレもパワーも素晴らしい状態にあることでしょう。

 

多彩な変化球と新球・スラッター

ヴァデルナ選手は、カーブ・スライダー・チェンジアップを投げ分けることができます。

球威のあるストレートと変化球をうまく織り交ぜて打ち取るというスタイル。

188cmの長身から落差の大きい変化球を投げられたら、高校生ではなかなか打てなくなるでしょう。

 

また彼は、スライダーとカーブを混ぜた「スラッター」という球種も習得しつつあります。

YouTubeの動画を見ながら覚えて練習したそうで、そこの勉強熱心さも彼の魅力でもあります。

東海大相模戦でも実践したそうで、その精度が夏にどこまで上がっているかも見物ですね。

 

ちなみに、ヴァデルナ選手は学業も優秀だそうで特進コースに所属しているとのこと。

野球ではなく一般入試で大学受験するという噂もあるそうで、文武両道の素晴らしい選手でもあります。

 

将来性豊かなフィジカル

個人的に最も魅力に感じているのが、恵まれた体格です。

身体能力が高いと思われる外国人の血が入っていて、しかも身長188cmという体格。

これから鍛えれば球速はもっと伸びると思いますし、ポテンシャルは秘めていると思います。

 

高卒でのプロ入りは実力的に少し厳しいかもしれませんが、大学や社会人で開花するタイプ。

これだけの素材であれば、将来性が期待できる選手ではないかと個人的に思っています。

エドポロ選手も同じようなタイプだと思うので、二人揃って卒業後も注目したい選手です。

 

まとめ

以上、山梨県代表の日本航空の左腕であるヴァデルナフェルガス選手について特集しました。

昨年秋からグングン伸びてきている優良素材なので、甲子園でも期待できると思っています。

エース小澤選手も含めて、ぜひ活躍をしてくれたら嬉しいなと思っています。

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