新型コロナウイルス発生による不戦敗から一転、大会復帰を果たした米子松蔭高校。
主将がTwitterで悲痛の叫びを投稿したことで話題となり、世の中を大きく動かしましたよね。
そんな米子松蔭高校ですが、野球部の実力や実績は果たしてどうなのでしょうか?
この記事では、米子松蔭の過去の成績や今年の強さについてご紹介したいと思います。
米子松蔭の過去の成績や実力は?
そもそも、この米子松蔭という高校は野球が強い高校なのでしょうか。
まずはじめに、過去の成績や甲子園の出場経験などをまとめてみたいと思います。
甲子園の出場実績や成績
米子松蔭の甲子園成績
選抜甲子園:1回(’92)
夏の甲子園:3回(’88 ’00 ’17)
このように、米子松蔭は過去に何度も甲子園に出場している野球の実力校です。
高校野球ファンなら知っている有名な高校で、もともと米子商業という学校名で甲子園に出場。
途中で校名変更をしていて、甲子園での最高成績は3回戦、それ以外は全て1回戦敗退という実績です。
鳥取県の地方大会では常にベスト8以上に勝ち上がってくるチーム。
当然今年の地方大会でも優勝を本気で狙っていることでしょうし、球児たちも復帰は嬉しいでしょう。
2021年米子松蔭の実力
では今年の米子松蔭は強いのでしょうか。
結論から言うと、鳥取県大会の優勝候補筆頭だと言えます。
なぜなら、直近で行われた2021年春季大会で鳥取県大会優勝を果たしているからです。
ライバルである鳥取城北や米子東に完勝していて、今年は4年ぶりの夏の甲子園大会出場の期待が高まっていました。
だからこそ余計に、地方大会の予選で試合もできずに不戦敗で終わるのは酷すぎた。
球児たちからすれば、心を砕かれる思いだったはずですし、本当に大会復帰ができて良かった。
もう怖いものはないと思いますし、思う存分力を発揮してもらえたらなと思います。
主将・西村虎之助の経歴やプロフィール
今回の不戦敗取り消し騒動のきっかけとなったのは、西村虎之助主将のツイートでした。
まずはそのツイートを紹介したいと思います。
僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました。試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?#米子松蔭
— 西村虎之助 (@JzByYwmCH1ZJumu) July 18, 2021
この悲痛の叫びが一気に拡散、米子市長・橋下徹さん・西村大臣まで届いたことで事態が好転しました。
Twitterがきっかけになって世の中が大きく動くあたり、SNSの影響力の大きさを感じるなあと思います。
さて、そんなツイートをした西村主将ですが、彼はいったいどんな人物なんでしょうか。
西村虎之助のプロフィール
名前:西村虎之助
出身:大阪府河内長野市
身長体重:175cm/75kg
利き手:右投げ左打ち
ポジション:センター・投手
西村選手はもともと大阪出身で、中学時代は堺中央ボーイズというチームでプレーしていた選手です。
大阪の高校に進学するメンバーが多い中、彼を含め毎年米子松蔭に進学する選手が多いチームですね。
米子松蔭では主に3番センターで出場していて、強肩・俊足・強打の3拍子揃ったまさに中心人物。
また中継ぎ投手としても登板することがあり、投げては140kmのストレートを記録するほどの剛腕。
プレーでチームを引っ張るだけでなく、主将として背中や姿勢で牽引する素晴らしい選手だと感じます。
大会復帰した後も、Twitterでしっかりと感謝の気持ちを伝えていましたよね。
言葉遣いもすごく丁寧で、頭も良さそうだし好感を持てるなあと感じる選手でした。
米子松蔭高校野球部を
応援してくださった方々へ
皆さんのおかげで僕達は大会に出場することが出来ました。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。多くの方々の声援を胸に感謝の気持ちを忘れず試合に臨みたいと思います。本当にありがとうございました。— 西村虎之助 (@JzByYwmCH1ZJumu) July 19, 2021
ちなみにですが、お隣の広島県広陵高校に大谷翔平クラスの怪物ルーキーが現れたと話題。
その名も真鍋慧という選手で、1年生ながら身長189cm、すでに豪快なホームランも打っています。
ぜひ彼のことも注目して見てもらえたらなと思います。
【動画あり】広陵の大谷翔平2世ルーキー真鍋慧が怪物級!経歴やプロフィール紹介
鳥取県地方大会の組み合わせや優勝予想
では、2021年の鳥取県大会の組み合わせはどうなっているのでしょうか。
こちらのトーナメント表が今年の対戦となりますので、ぜひご覧ください。
まずは不戦敗が取り消しになり、7月21日に行われる境高校戦からスタート。
○印がついているので、米子松蔭高校はシード校として2回戦からの登場となります。
順調に勝ち進めば最初の山場は準決勝・鳥取商業との一戦になると予想されます。
鳥取商業も古豪で強いので、ここでの試合が一番ポイントになると考えられます。
決勝に勝ち進めば、おそらくシード校である米子東か鳥取城北が対戦相手になるでしょう。
両チームとも春季大会で勝利している高校なので、十分勝ち目はあるのではないでしょうか。
となると、私の考える鳥取県大会の優勝予想は米子松蔭です。
不戦敗から一転甲子園出場を手にすれば、まさに天国と地獄を経験することになるでしょう。
ますます注目度が増す米子松蔭高校、これからどんな戦いを見せてくれるのか楽しみですね。
まとめ
以上、不戦敗から大会復帰を果たした米子松蔭高校野球部について紹介しました。
西村虎之助主将のtweetが素晴らしい反響を呼び、高校生たちを救うことができましたね。
SNSの良い活用法として学びになりますし、今後も学生たちを救う手段として役立てばいいですね。