2021年夏の甲子園大会出場を決めた三重高校、ここに野田泰市選手という黄金ルーキーがいます。
全国の地方大会で最多18安打を記録し、打撃センスの高さに一躍注目を浴びて話題になっています。
この野田選手とはいったいどんな選手なのか、経歴やプロフィール、特徴などを紹介したいと思います。
野田泰市の経歴やプロフィール
プロフィール
名前:野田泰市
生まれ:2005年度
学年:1年生
身長体重:177cm/76kg
出身地: 三重県尾鷲市
利き手:右投げ左打ち
ポジション:ライト
生い立ち
三重県尾鷲市という場所に生まれ育った野田選手は、小学校3年生から地元のリトルリーグに入団。
当時から野球が上手くて熱心に練習していたそうで、中学進学と同時に奥伊勢松阪シニアに入団。
奥伊勢松阪シニアは地元でも有名な強豪で、地方大会でも何度も優勝するほど強いチーム。
そのチームで大きく成長した野田選手は、中学3年生の頃には4番打者としてチームを牽引。
3年生夏の東海大会では準優勝を果たし、ベストナインに選出されるなど活躍していました。
当時から打撃センスや能力の高さが頭ひとつ抜けていて、彼の進学先に注目が集まっていました。
ちなみに、野田選手は日本代表や各地方の選抜チームに選出された経験自体はありません。
1年生で主力となっている横浜高校の杉山遙希選手なんかは、東東京選抜に選ばれてたりします。
横浜のエースナンバーを1年生で奪うのは並大抵ではないので、一緒に注目してもらえたらと思います。
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三重高校進学後
そんな野田選手が進学先の高校に選んだのが、地元の名門・三重高校でした。
7年ぶり13回目の夏の甲子園となりましたが、過去に全国準優勝の経験もある名門校です。
3年生56人、全学年で100人を超える巨大野球部でもあり、レギュラー争いは熾烈を極めます。
強力なライバルたちがひしめく中、野田選手は夏の地方大会で背番号19をゲットしてベンチ入り。
彼の打撃能力の高さを沖田監督が見抜き、初戦から2番打者として起用するという大抜擢を行いました。
結果、初戦の徳風戦で9打数8安打の大暴れ、全6試合でヒットを放ち打率.600を残してフィニッシュ。
12打点はチームトップの成績ですし、18安打は全国トップの安打数となりました。
ちなみに、2位は17安打を放った大阪桐蔭・池田陵真選手や横浜・立花祥希選手。
いずれもプロ注目のスラッガーですが、彼らを抑えて1位になった1年生として注目中。
甲子園の舞台でも目が離せませんし、どこまで活躍を見せてくれるのか非常に楽しみですね。
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野田泰市の特徴やプレースタイル
では、この野田選手はいったいどんな特徴を持った選手なのでしょうか。
ここでは彼の魅力やプレースタイルを具体的にご紹介したいなと思います。
類稀なる高い打撃センス
野田選手の最大の特徴と言えば、どんな球でもヒットにできる高い打撃センスでしょう。
長打も単打も打てるセンスは魅力的ですし、三重大会の30打数18安打の数字も物語っています。
まさに「スーパールーキー」という名にふさわしい活躍をしている選手と言えます。
ちなみに、三重高校の1番打者である永井誠梧選手も好打者で、打率.462の高打率をマークしています。
この2選手の打撃能力と出塁率の高さが三重のキーポイントなので、甲子園でも注目ポイント。
1・2番が出塁して4番の主将・池田彪我選手に繋げられるかどうかが勝敗を分けるでしょう。
物怖じしない強心臓
1年生ながら、プレッシャーのかかる大事な場面でもしっかり結果を出す強いハートも魅力です。
初めての夏の大会で最多安打を記録したのももちろん、準決勝で唯一4安打を放つ強さを持っています。
三重の沖田監督も「プレッシャーに物怖じしない」と評価しており、甲子園の大舞台も問題なし。
1年生ルーキーと言えば、今大会最高打率.667を残した高岡商業・石黒和弥選手を思い出します。
今年は3年生として出場となりますが、1年生の頃はスーパールーキーとして甲子園で活躍しました。
石黒選手のように、大舞台で力を発揮できる性格を持っていると思うので、それも野田選手の強み。
あとは各地方の強豪校と甲子園で対戦し、野田選手の実力が通用するかどうか。
最多安打といえど、初戦の徳風戦はチーム65得点を挙げた試合ゆえに少しブーストされた感もあり。
甲子園での対戦で彼自身の本当の力が試されると思うので、初戦の樟南戦はとても楽しみですね。
まとめ
以上、三重県代表の三重高校1年生・野田泰市選手について特集してご紹介しました。
素晴らしい打撃センスを持った選手なので、甲子園での活躍や今後の成長に期待ができます。
三重高校は池田主将を中心にチーム力が高く、守備からリズムを作る堅実なチームカラーです。
2年ぶりに開催される甲子園大会でその実力が発揮できるか、しっかりと観戦したいと思います。