高校野球

智弁学園vs横浜はどっちが強い?注目選手や戦力分析と勝敗予想まとめ

2021年夏の高校野球甲子園大会が白熱していますが、智弁学園と横浜が激突することになりました。

名門校同士の対決という屈指の好カードとして注目されていますが、どちらが強いのでしょうか。

今回は両校の地方大会の成績や戦力分析を行い、勝敗予想までやってみたいと思います。

 

智弁学園の地方成績と戦力分析

 

豊富な練習量で毎年強力なチームに仕上げてくる、奈良県代表の智弁学園高校。

今年も見事に春夏連続で甲子園出場を果たしていますが、戦力的にはどうなのでしょうか。

まずは智弁学園の地方の勝ち上がりからご紹介していこうと思います。

 

奈良大会の成績

奈良大会勝敗表

2回戦  西和清陵 11-1
3回戦  香芝   10-0
準々決勝 一条     10-0 
準決勝  奈良大付 10-3
決勝   高田商  6-4
甲1回戦  倉敷商   10-3

総得点57 失点11

 

ご覧のとおり、地方大会から6試合中5試合が2桁得点という強力打線を誇るチームです。

奈良大会でのチーム打率.407は、甲子園出場チームの中で6位の高打率になっています。

投手陣も安定しており、1試合2失点以内に抑える好投を続けており、投打ともにハイレベルです。

 

春の選抜甲子園では、優勝候補の大阪桐蔭を破ったことで注目を集めましたよね。

その後、春季近畿大会決勝でも再戦しましたが、2-4で惜しくも破れて準優勝となっています。

とはいえ、激戦区である近畿エリア2位という成績ですから、実力は折り紙つきと言っていいでしょう。

 

甲子園1回戦の倉敷商業戦では、10-3と実力の差を見せつける形になりました。

実際にテレビで観戦していましたが、改めて今年の智弁学園は強いなという印象を持ちましたね。

ちなみに、甲子園大会前に私が予想した優勝チーム3校に智弁学園も選出していました。

Aランク3校、Bランク5校を厳選してご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

 

2021夏の高校野球甲子園ガチ優勝予想!A・Bランク8校を厳選して紹介

 

戦力分析と注目選手

まず打撃陣については、プロ注目のスラッガー前川右京選手が中心となっています。

がっしりとした体格をしたパワーヒッタータイプで、1番もしくは3番を打つ好打者です。

地方大会では打率.643という驚異的な数字を残し、個人打率としては全体の3位にランクイン。

 

そして主将で4番打者を務める山下陽輔選手も破壊力があり、甲子園1回戦でも長打力を発揮。

前川選手と二人揃って2安打を記録していましたが、この2選手は抑えるのに苦労するでしょう。

 

投手陣に関しては、春の選抜甲子園で大阪桐蔭を苦しめたエース西村王雅選手が好調キープ。

倉敷商戦では、8回6安打で自責点0という素晴らしい投球を披露して、貫禄勝ちとなりました。

ソフトバンク和田毅選手を彷彿とさせる「技巧派左腕」は、夏もかなり手強い相手となるでしょう。

横浜の地方成績と戦力分析

 

では次に、古豪復活を遂げた神奈川県代表の横浜高校をご紹介したいと思います。

春の選抜甲子園で優勝した東海大相模が途中棄権となり、その中で圧倒的力で勝ち抜いた横浜。

今年のチームの勝ち上がりからまずはお伝えしたいと思います。

 

神奈川大会勝敗表

2回戦  足柄    31-0
3回戦  神奈川商工 12-0
4回戦  鎌倉学園  3-0
5回戦  厚木北   11-1
準々決勝 向上    11-3
準決勝  藤沢翔陵  9-1
決勝   横浜創学館 17-3
甲1回戦  広島新庄  3-2

97得点10失点

 

神奈川県大会では、とにかく強力打線で打ち勝ってきた印象が強い横浜高校。

チーム打率.469は、トップの三重高校に次いで2位にランクインしていますね。

 

鎌倉学園では唯一接戦のスコアになっていますが、2安打完封なので数字以上に実力差あり。

決勝の横浜創学館戦では、好投手率いる相手に17得点と打線爆発して優勝を勝ち取っています。

防御面でもレベルが非常に高く、1試合3失点以上は取られていないのはさすがの一言ですね。

 

特に話題になったのは、甲子園1回戦の広島新庄戦での劇的なサヨナラホームラン。

1番ショートのスーパールーキー緒方漣選手が試合を決め、感動と驚きを与えてくれました。

緒方選手は鉄壁の守備でチームを支える素晴らしい選手なので、ぜひこちらもチェックしてください。

 

名門横浜の鉄壁ルーキー緒方漣特集!世代No.1ショートの特徴や魅力

 

戦力分析と注目選手

打撃面の中心となっているが、今大会No.1捕手と呼び声高い立花祥希選手でしょう。

神奈川大会で打率.586を残しており、4番打者として勝負強い打撃ができる選手といえます。

身長173cmながらパンチ力があるので、甲子園のレフトスタンドまで飛ばす力を持っています。

 

立花選手の良いところは、打撃だけではなく守備面も能力が高いところです。

捕手として冷静なリードができる選手で、さらに二塁送球1.9秒を記録している強肩の持ち主。

1回戦の広島新庄戦ではノーヒットでしたが、彼が打ち始めるとチームは勢いに乗るでしょう。

 

横浜高校・立花祥希は世代No.1捕手で大注目!打率5割超の経歴やプロフィール

 

投手陣については、緒方選手と同じく1年生にしてエースを任されている杉山遙希選手が注目。

MAX139kmながら、キレと変化球の精度が抜群によく、ピンチにも動じない強心臓も持っています。

杉山選手が先発登板する可能性もありますし、彼が強豪智弁学園相手にどこまでやれるか楽しみ。

 

神奈川大会で1番を背負っていた左腕・金井慎之介選手も素晴らしい投手です。

杉山選手とは中学時代のチームメイトで、東京城南ボーイズの先輩後輩としてともに活躍。

3番打者として打撃に注目が集まりがちな金井選手ですが、彼の豪速球も魅力的なんですよね。

杉山&金井の両選手が本来の力を発揮できれば、智弁学園といえど大量点は奪えないでしょう。

 

智弁学園vs横浜の勝敗予想

 

最後になりましたが、この2校の対戦はどちらが勝利を収めることができるのでしょうか。

お互いの戦力分析をやってみて、私なりの個人的な予想はこちらになりました。

 

智弁学園 8-2 横浜

 

投打ともに、横浜より智弁学園の方がレベルは上かなと感じたのでこの結果を予想しました。

智弁学園の強力打線を抑えるのは至難の技だろうと思いますし、西村選手を打ち崩すのも厳しそう。

順当にいけば智弁学園が勝利すると思いましたし、横浜は相当奮起しないと勝てないのではと感じます。

 

ポイントは「横浜投手陣が智弁学園をいかに抑えるか」だと思っています。

杉山・金井の両左腕がどこまで実力発揮できるかがカギですし、投手陣が好調なら勝機ありです。

また横浜高校は1年生がいるので、勢いがつけば一気に流れを掴んで打ち勝つこともあるでしょうね。

 

とにかく今年は雨が心配ですけど、伝統校同士の戦いは晴れた日に観戦したいものです。

果たして両校ともにどういった作戦で挑んでくるのか、注目してみておきたいと思います。

 

まとめ

以上、2021年夏の甲子園で対戦する智弁学園と横浜についてご紹介をしてきました。

どちらも名門校で強いのは間違いないですし、高校野球ファンとして観戦するのが待ち遠しいです。

強豪対決で勝利するのは果たしてどちらの高校になるのか、名勝負になることを期待しています。

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