2021年夏の高校野球が始まりましたが、今回特集するのは沖縄の名門・興南高校の仲程雄海選手。
今年入学したばかりの1年生ルーキーがショートのスタメンを獲得、大きな話題になっています。
そんな大注目の仲程選手とはどんな選手なのか、経歴やプロフィールや特徴などをご紹介します。
仲程雄海の経歴やプロフィール
仲程雄海のプロフィール
仲程雄海(なかほどおうか)
2005年度生まれ
沖縄県出身
右投げ右打ち
内野手
生い立ち
沖縄県で生まれ育った仲程選手、小さい頃から野球に取り組みはじめています。
地元では野球がうまい子供として、すでに有名な選手だったそうです。
沖縄は本当と比べて硬式野球チームが少なく、中学は学校の軟式野球部に所属する人が圧倒的に多いのですが、仲程選手は沖縄の強豪・宜野湾ポニーズに入団します。
宜野湾ポニーズは、沖縄県内の大会で何度も優勝するほど強いチームで有名です。
仲程選手の1つ上には、エースのマーカード真偉輝選手(星稜高校)や、中学2年生の頃に最優秀賞も獲得した、主将で捕手の禰覇盛太郎選手(興南高校)など、強力なメンバーがいました。
そんなチームに所属していた仲程選手ですが、中学1年生の頃からすでに上級生レベルだったそう。
その実力の高さから、ポニーリーグブロンコの部でU12日本代表に選出されています。
野球センスや才能を見込まれ、高校は沖縄県の名門・興南への進学を決断することになります。
興南高校進学後
沖縄県内から強力なライバルたちが集う興南高校ですが、仲程選手は入学直後からいきなりショートのスタメンを獲得します。
春季大会では背番号6番をつけ、正遊撃手として九州大会ベスト4を成し遂げています。
興南高校といえば、元ソフトバンクのエース島袋洋奨選手を擁して2010年甲子園春夏連覇を達成した記憶が強い高校。
甲子園に出場すればいつもベスト8ぐらいまで残るような印象があるんですよね。
2021年からその島袋洋奨さんが興南高校の指導者として復帰されたニュースもあり、ますます注目度が高まっています。
そして現在オリックスの大エースとして活躍している宮城大弥選手も興南高校出身ですね。
花巻東のように、興南高校は毎年有能な投手が育つイメージも持っている人も多いのでは。
春先からレギュラーを掴んだ仲程選手ですが、夏の沖縄県大会でもすでにベンチ入りが確定。
初戦は1番ショートとしてスタメン出場を果たし、20-0で好発進したとの情報です。
甲子園出場すれば、注目のルーキーとして話題になると思うので今から楽しみです。
仲程雄海の特徴やプレースタイル
では、仲程雄海選手とはいったいどんな選手なんでしょうか。
ここでは、私が知っている範囲の中でご紹介できればと思っています。
ハイレベルな守備能力
仲程選手の最大の特徴は、守備力が非常に高いことです。
興南高校で1年生でショートを守るくらいなので当然ですが、フットワークは軽く、捕球能力も高いです。
春季大会では2つの失策がありましたが、素晴らしい打球処理をしているシーンがたくさんありました。
ちなみに同世代でNo.1ショートと言われているのが、横浜高校に進学した緒方漣選手です。
打撃能力が注目されがちな高校生において、守備で1年生からレギュラーを奪ってしまった逸材。
ぜひ緒方選手のことも注目してみてくださいね。
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パンチ力のあるパワフルな打撃
仲程選手のもう1つの特徴といえば、パンチ力のある打撃能力です。
コンパクトに鋭いスイングができるので、引っ張って左中間に大きな当たりを打つことができます。
春季大会の準決勝・九州国際大付戦でも、左中間を深く破るような打球を打ち、惜しくもセンターの好捕に阻まれましたが、打撃センスの高さ感じる打席でした。
ただ、身長も特別大きいわけではなく、また身体の線もまだまだ細いなあと感じたのも事実。
逆にこれからしっかり鍛えれば、オールラウンドプレイヤーとしての伸び代は計り知れませんね。
来年、再来年もさらに大活躍すること間違いなしでしょう。
ちなみに、上位打線を打つ宜野湾ポニーズの先輩・禰覇盛太郎選手はセンターでスタメン出場。
彼の魅力は50mを6.0秒で走る俊足で、またオープンスタンスの珍しい構えも特徴的。
この1・2番コンビで甲子園出場も楽しみですし、ますます期待したい選手たちだと思います。
まとめ
以上、沖縄・興南高校の1年生ルーキー仲程雄海選手を特集してご紹介しました。
2021年のショートスタメンの座を奪った期待の選手ですし、興南高校も沖縄県の優勝候補。
ぜひ甲子園の大舞台で見たい選手なので、しっかり勝ち進んで代表に選ばれて欲しいですね。