高校野球

2021夏の甲子園チーム打率ランキングTOP10!注目選手や戦力分析まとめ

2021年東京五輪が終わり、いよいよ夏の高校野球甲子園大会がスタートとなりました。

2年ぶりの開催で非常に嬉しいのですが、今年の出場校はどんな特徴があるのでしょうか。

この記事では、地方大会でのチーム打率をランキング形式でご紹介しようと思っています。

 

2021年夏の甲子園チーム打率TOP10

 

では早速ですが、全出場チームの中での打率ランキングTOP10をご紹介していきます。

 

都道府県チーム打率
三重県三重.510
神奈川県横浜.469
鳥取県米子東.434
熊本県熊本工業.428
北海道帯広農業.425
奈良県智弁学園.407
長野県松商学園.406
北海道北海.405
大阪府大阪桐蔭.405
山口県高川学園.387

 

1位 三重高校 打率.510

 

三重県の名門ながら、地方大会をノーシードで勝ち上がった三重高校が打率トップの.510

驚異の5割超えの成績にビックリしますが、初戦の徳風戦での65得点ゲームが大きな要因でしょう。

打率を大きく引き上げた1戦があったため、この数字は少し冷静に分析する必要があるでしょう。

 

本来三重高校は、伝統的に堅い守備からリズムを作っていくスタイルのチーム。

三重大会でも、打撃が目立っていたものの6試合で2失策と堅実な守備は健在でした。

甲子園では、打撃よりむしろ守備面に注目して観てみると三重らしさを感じることでしょう。

 

ただ1人、絶対注目すべき選手がいて、それが最多安打を記録したスーパールーキー野田泰市選手

30打数18安打、打率.600とチームトップの成績を残し、一躍有名になった2番ライトの1年生です。

甲子園の舞台でどこまで活躍できるか、非常に楽しみな選手だと思っています。

 

三重高校ルーキー野田泰市特集!1年生で最多安打記録の経歴やプロフィール

 

2位 横浜高校 打率.469

 

激戦区の神奈川大会を圧勝して甲子園を決めた、名門横浜高校が打率.469で2位にランクイン。

選抜優勝校である東海大相模の棄権、ライバルたちの敗退もあり、運も味方につけた印象です。

古豪復活の予兆を感じさせる素晴らしい地方大会でしたし、甲子園での躍動が期待できます。

 

打撃の中心は、4番捕手として攻守でチームを牽引する立花祥希選手でしょう。

打率.586、13打点はチームトップ、守備でも二塁送球1.9秒を記録するほどの強肩っぷり。

チーム主軸である、3番金井・4番立花・5番宮田のクリーンナップの破壊力満点の打線になっています。

 

横浜高校・立花祥希は世代No.1捕手で大注目!打率5割超の経歴やプロフィール

 

そして私が一番注目しているのが、1年生ルーキーながら1番ショートを担う緒方漣選手です。

身長166cmと小柄ながら背番号6をつけ、22打数10安打の打率.455をマークした凄い選手です。

さらにチームトップの10四死球を奪うなど、非常に高い出塁率で得点に絡んでいる印象が強い。

また最大の特徴である華麗な守備も持ち合わせていて、期待のルーキー出現で大注目になっています。

 

名門横浜の鉄壁ルーキー緒方漣特集!世代No.1ショートの特徴や魅力

 

3位 米子東高校 打率.434

 

米子松蔭騒動で沸いた鳥取県大会ですが、打率.434の猛打で優勝したのは米子東高校でした。

3番舩木・4番太田・5番瀬川のクリーンナップが全員打率5割超えを残し、打撃戦を制した印象です。

 

特に4番の太田舷暉選手は、今大会初めてスタメン出場した2年生で、打率.625と個人全体6位の数字。

また4試合で5本塁打を記録するなど一気にブレイク、スラッガーとしての素質を開花させました。

太田選手の覚醒はチームに勢いをつけましたし、相乗効果でチームの打撃力もアップしたと感じます。

 

ちなみに、米子東高校は進学校としても有名で、偏差値66を超える公立高校です。

東大や京大、早慶上智などにも毎年たくさん進学していて、頭脳プレーもできることが魅力。

文武両道の選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか、その視点で見るのも面白いでしょう。

4位以下 注目のチーム

 

上位トップ3に入っていないものの、4位以下には注目の強豪チームがずらりと並びます。

 

6位の打率.407にランクインしている奈良県代表・智弁学園は今年も強力な打撃力が健在。

本塁打こそ少ないものの、今年が「低い打球」をチームで意識して取り組んできたとのこと。

特にプロ注目の1番前川右京選手と2番谷口綜大選手は、ともに打率6割超えと破壊力抜群。

投打とともに非常にハイレベルなチームに仕上がっているので、優勝候補の一角と見ています。

 

そして、スター軍団・大阪桐蔭も打率.405と今年も超高校級のメンバーを揃えてきました。

1〜9番まで全員が高校トップレベルの選手で、選抜甲子園で智弁学園に負けて以来公式戦17連勝中。

特に4番打者の花田旭選手は、走攻守すべてで異次元の能力を発揮しており、将来プロ濃厚でしょう。

打撃力は全国No.1と言えますが、不安定な投手力をどこまで修正できるかがカギになりますね。

 

2021年大阪桐蔭の4番・花田旭の潜在能力がエグい!経歴やプレー動画紹介

 

なお、今年の全体的な印象でいえば、やや投高打低の傾向があると感じられます。

本塁打数やチーム打率も例年より少し低めであり、スラッガータイプの選手も少ないかなと。

ただ長打力で言えば、岩手県代表の盛岡大付の打線はホームランを量産できるメンバーが揃っています。

果たして、どこの高校が地方大会を超える打撃力を発揮できるのか、今から楽しみですね。

 

まとめ

以上、2021年夏の甲子園大会に出場するチームの打率ランキングをご紹介しました。

三重高校をはじめ、横浜・北海・智弁学園・大阪桐蔭など名門校がランクインする安定ぶり。

2年ぶりの甲子園大会でどこが快進撃を見せることができるのか、とてもワクワクしますよね。

高校球児には全力でプレーして、甲子園での試合を楽しんでもらえたら嬉しいなと思っています。

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